南海トラフ巨大地震の前兆!大阪地震の前兆現象、発生の法則
死者33万人 被害額1410兆円
南海トラフ巨大地震がいよいよ目前に
熊本地震(2016年4月)、鳥取県中部地震(2016年10月)、島根県西部地震(2018年4月)に続き、大阪北部震災(2018年6月)が発生するなど、西日本に巨大な地震が相次いで起こっている。
内閣府資料
南海トラフ巨大地震の前兆
過去の南海トラフ地震をみると、発生の数十年前から西日本の内陸部で大きな地震が起きている。1995年に発生した阪神・淡路大震災もその一つと考えれば、南海トラフ巨大地震は確実に迫っている。
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黒潮の大蛇行終了時に巨大地震の法則
2018年は、地球の自転速度が減少し、M7超の地震が3倍になる。また、赤道付近の海水面温度の低下(ラニーニャ現象)や黒潮の大蛇行が終了した時期に東日本大震災や南海トラフ地震が過去に起きた事例があり、2018年7月から12月はこれらの現象が集中する時期に当たる。
観測開始以来最大!大阪地震
M6弱の地震発生
6月18日の朝7時58分、大阪府北部を震源とするM6弱の地震が発生した。
大阪平野と六甲山地に伸びる「有馬―高槻断層帯」の東付近が震源地で、大阪では1923年の観測開始以来最大の地震とった。
地震エネルギーは、1995年の阪神・淡路大震災の時の60分の1だったが、震源の深さが13kmと浅いことが大きな揺れにつながった。
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有馬―高槻断層帯 慶長伏見地震も
有馬―高槻断層帯と今回の大阪北部地震の関連はまだわらないが、政府の地震調査研究推進本部は、この断層帯でM7.5程度の地震が発生する確率について、「今後30年でほぼ0~0.03%」と見積もっていた。
この地域では、1596年9月5日に慶長伏見地震(M7.2)が発生し、京都や堺で1000人以上の死者が出たと考えられている。
大阪地震の前兆 「彩雲」を多数目撃
実は、今回の大阪北部が発生する前に、地震の前兆と見られる現象が起きている。
地震前に関西各地で、雲が虹のように鮮やかに染まる「彩雲」が多数、目撃されていた。
彩雲は、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象のこと。
地震前日の17日に滋賀県内の人が彩雲をツイッターに投稿していた。彩雲などの発光現象は、阪神・淡路大震災の前日にも多数見られた。
動物の異常行動 熊本地震、鳥取県中部地震と類似
動物たちの異常行動や、瀬戸内海でイルカの群れが多数目撃されたことなど、熊本地震(2016年4月)や鳥取県中部地震(2016年10月)でも同様の目撃情報があった。
「9年ごとに大地震」発生の法則
現代の地震が9世紀平安時代と類似
新潟中越沖地震や東日本大震災、熊本地震、鳥取地震の流れが、1100年前(9世紀後半)の平安時代と類似している。
869年には、東日本大震災の震源地と同じ場所で貞観地震(M8.3)が発生。
その9年後の878年に関東地方で大地震(相模・武蔵地震、M7.4)、さらに9年後の887年に仁和地震(M8~8.5)が起きた。
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2020年に首都直下地震、2029年に南海トラフ地震
これを現在に置き換えると、東日本大震災から9年後の2020年に首都直下地震が、さらに9年後の2029年に南海トラフ地震が発生する、という予測が成り立つ。だが、巨大地震はそれまで待ってくれないかもしれない。
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100~150年周期で南海トラフ地震
M8クラスの南海トラフ地震が発生
さらに、100~150年周期で、南海トラフ地震が発生していることがわかっている。
1361年 正平地震
1498年 明応地震
1605年 慶長地震
1707年 宝永地震
1854年 安政東海地震・南海地震
1944年 昭和東南海地震
1946年 昭和南海地震
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南海トラフ地震、スーパーサイクルの法則
300年に一度、700年に一度、スーパー超巨大地震が発生
過去に発生した南海トラフ地震のうち、300~350年に超巨地震、700年に一度は超・超巨大地震が発生していると見られる。
前回、1944年(M7.9)、1946年(M8)の大地震が発生。
一方、約310年前の江戸時代・宝永地震(江戸時代)には過去最大級M8.6のスーパー超巨大地震が発生している。
宝永地震から300年が過ぎた2018年現在、300~350年に一度の超巨地震が、南海トラフを震源地に発生する可能性が高い。
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