南海トラフ地震よりも怖い!?日本海溝千島海溝沿い巨大地震

南海トラフ地震よりも怖い!?日本海溝千島海溝沿い巨大地震

南海トラフだけではない!刻々と迫る日本海溝・千島海溝沿い巨大地震

南海トラフ巨大地震ばかりに注目が集まっているが、日本海溝・千島海溝沿い巨大地震にも十分警戒する必要がある。

地震調査研究推進本部は、Mw(モーメントマグニチュード)8.8程度以上の地震が30年以内に7~40%の確率で起きると予測している。

過去6500年間に超巨大地震が最多で18回発生。約340~380年の発生間隔で起こっており、前回(1611年に慶長三陸地震)から約400年経っているため、非常に高い確率で日本海溝・千島海溝沿い巨大地震が発生すると考えられている。

内閣府は、日本海溝(三陸・日高沖)地震としてMw9.1、千島海溝(十勝・根室沖)ではMw9.3の地震規模が発生することを想定。

いずれも、東日本大震災のMw9.0や、南海トラフ巨大地震のMw9.1を上回る超巨大地震だ。

予測される津波高は、最大30m。

最も被害が高いのは、北海道えりも町の30m。

苫小牧市や函館市で10m。

青森県八戸市で25m。

岩手県宮古市では30m。

津波で約20万人が瞬時に死亡

政府は、日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード9クラスの巨大地震が起きた際の被害想定を公表している。

が、北海道と青森などの7つの道県で19万9000人が死亡。22万棟の建物が全壊。経済被害は全国で31兆3000億円に及ぶと見込んでいる。

日本海溝沿いの巨大地震では、約6000人~約19万9000人。千島海溝沿いの場合では約2万2000人~約10万人が死亡。そのほとんどが津波による死者による。千葉県でも約200人が死亡するとの想定も出されている。

さらに、冬季に地震が起きると死者が急増する。

内閣府は「対策を講じれば、被害量は減じることができる」としているが、日本で経済格差が広がるなか、見殺しにされる者は今後ますます増加する。