旅は個人で楽しもう!苦境の旅行業界!JTB純利益80%減の現実
日本を訪れる外国人観光旅行者が増加する一方、JTBなど日本の旅行会社が苦境に陥っている。
業績悪化の原因はスマホの普及だ。
訪日外国人観光客は過去最多
外国人観光客は2869万人
日本を訪れた2018 年 3 月の外国人観光客は前年同月比18.2%増の260万8000人で、3月として過去最高を記録した(日本政府観光局、JNTO調べ)。
2017年の訪日外国人観光客については前年比19.3%増の2869万1000人で、JNTO が統計を取り始めた1964年以降、最多となった。
大手旅行会社は苦境
JTBの純利益は80%減
だが、その一方で日本の大手旅行会社は苦境に陥っている。JTBが発表した2018年3月期の連結決算は、売上高は前期比2%増の1兆3230億円だが、営業利益は49.5%減の51億円で、最終利益となる純利益は80.1%減の10億円と厳しい。
業績悪化は、スマホ
格安のセルフブッキング
業績悪化の原因は、スマホの普及だ。旅行会社を通さずに、スマホ一つでホテルや航空チケットを格安で予約できるようになったため。
今や女性を中心に、飛行機のチケットやホテルの宿泊をすべて自分で行う「セルフブッキング」が一般的。
旅行代理店を通すよりも早く手軽に格安で自分だけの旅を楽しむことができる。
大手会社は、政治家と同じ
海外航空券は自前で購入。LCC(格安航空会社)はネット販売のみ。航空会社のサイトで航空券を直接予約し、格安の航空券を買うことができたら、わざわざHISに行く必要はない。
大手会社は、政治家と同じ。中間搾取。
親切なふりをして自分の利益しか考えていない。べつにJTBがそうだとは言っていない。これは一般論だ(村上春樹みたいな言い方)。
自分の旅は安く、楽しく、自分の力で
スマホには穴場やおすすめの観光情報があふれている。大手旅行会社を通すよりも、自分の旅を安く、楽しく、自分のアイデアで楽しもうとする個人旅行客が増えた。
スマホを片手に自由な旅
また、団体客も減少。添乗員がいなければ何もできないといった旅行者が減少し、スマホ片手に見ず知らずの土地を訪ね、逞しく一人で海外旅行を楽しむ若い女性観光旅行者が増えている。
旅は自分のアイデアで安く楽しもう
さらに出張や研修旅行の大幅な減少。出張や研修旅行を行わずにテレビ会議で代用するなど、企業のコスト削減がさらに進んでいる。
大手旅行会社がおすすめする旅行プランよりも、遥かに安く楽しい旅は自分の力で見つけるもの。それが旅の楽しさだ。
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