POPでCuteなザ・ベトコン~ハノイのコンカフェは絶品ヨーグルトコーヒー
POPでCuteベトコンのカフェが、ベトナムのハノイにある「コンカフェ」(Cong Caphe)。
日本で言えば、神風特攻隊の軍服を着た店員さんがやっているカフェのようなもの。共産主義、軍国主義を強く打ち出した前衛的なカフェですが、思想的には右でも左でもなく、ただのカフェ。
「コンカフェ」(Cong Caphe)とは?
ハノイ発祥のカフェチェーン
「コンカフェ」(Cong Caphe)は、ハノイ発祥のカフェチェーン。看板メニューの「ヨーグルトコーヒー」は、どろりとした精液のような粘りっこさがあり、一度飲んだら忘れられない味。ベトナムの若者だけでなく、外国人観光客に大人気のヨーグルトコーヒー。
古き良きハノイをイメージ
「コンカフェ」の最大の魅力は、日本では嫌われている共産党色を全面的に打ち出し、共産党の人民帽をかぶった子どもなど、ベトナムが南北統一される(1975年以前)の古き良きハノイをイメージ。キモかわいい、ポップでキュート。
ベトコンとは?
ベトコンというのは、ベトナム戦争中に、アメリカと戦った「南ベトナム解放民族戦線」のことで、簡単に言えば共産党軍のゲリラ。
南ベトナムの武装共産ゲリラに対する、南ベトナム政府およびアメリカ側からの呼称。また、南ベトナム解放民族戦線の通称としても使われた。
ちなみに、写真の彼はベトコンではなく、コンカフェのただの店員さん。
ベトナム戦争中に結成
つまり、ベトコンとは、ベトナム戦争中に結成された民兵組織。南ベトナム解放民族戦線の俗称。
民兵組織であり、北ベトナム軍(ベトナム人民軍)やソビエト連邦、中華人民共和国の支援を受け、ベトナム南部の拠点サイゴン(現ホーチミン)政権とアメリカ軍と戦った。
軍服がなかった
正規軍では無く、軍服がなかった。一般的な人々の服と変わらないので、民間人を装って南ベトナム軍やアメリカ軍、韓国軍を襲った。
このため、アメリカ軍は常に猜疑心に駆られ、一般人の村落に対し、枯葉剤などの凶悪な兵器を使って虐殺。沖縄戦や広島・長崎の原爆のような無差別テロが平然と行われた。
ベトコン風の軍服を着た店員さんのカフェ
ベトコンについては、戦争の傷を深く残す人々には見たくない存在だが、アメリカ軍に勝った英雄。やがて時代の流れとともに、ベトコン風の軍服を着た店員さんのカフェがハノイに登場。
日本では?
日本では、神風特攻隊の軍服を着た店員さんが、東京・秋葉原で「おかえりなさい、ご主人様!」と言っているようなもので、朝日新聞をはじめ、マスコミ・市民団体からから批難されることは確実。
しかし、神風特攻をやってもアメリカに勝てなかったからこうなる。もし勝ってたら、今ごろ、会社の社長や、えらい方、学校の先生はすべて神風特攻隊の軍服を背広代わりに着ているだろう。
というか、日本共産党はいつも駅前で意味のないビラや署名活動、マイクを使ってがなりたてるのではなく、こうしたポップでキュートな共産党カフェを出店し、恵まれない老人やカネのない男たちのおさわりバーなどとしてて10円くらいでヨーグルトコーヒーを出した方が「要求実現」になるし、社会貢献と言えると思われる。
ベトコンのアジトを発見
ベトコンの隠れ家
最後のご紹介は、ベトコンたちのアジト。4階の屋根裏にあるベトコンスタッフたちの控室です。※勝手に入るのは厳禁
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