わいせつ目的?新潟市、小2女児殺害事件  

 

新潟市で小2女児が殺害後に線路に遺棄された事件で、逮捕された男は「車で女の子にぶつかった」と話していたが、遺体にはぶつかったような痕がないことが分かった。

現場近くに住む会社員を逮捕

遺体には車と激しくぶつかった痕跡はなし

 新潟市西区で小学2年の大桃珠生さん(7)が殺害された事件は、早い段階で現場近くに住む会社員小林遼(はるか)容疑者(23)が捜査線上に浮かんでいた。

 

小林遼容疑者は大桃さんの遺体をJR越後線の線路に遺棄し、列車にひかせた疑いで逮捕・送検されているが、小林容疑者は「運転中に大桃さんにぶつかり、事故を起こし、動揺して車に乗せた」と供述。しかし、大桃さんの遺体には車と激しくぶつかったような痕がないことが判明。

いたずら目的の可能性も視野 

小林容疑者は、事件の発端を偶発的な事故だと供述しているが、動機や手口に疑問点が多く、別の少女を連れまわすなどで書類送検されていたことも新たに分かった。いたずら目的の可能性を視野に入れ、新潟県警新潟西署捜査本部は全容解明を急いでいる。 

 

新潟県の小2女児殺害事件

小学2年生が普通電車にはねられて死亡 

2018年5月7日午後10時半ごろ、新潟市西区のJR越後線の線路内で、近くに住む小学2年生が普通電車にはねられて死亡した。

死因を窒息と特定 

翌8日、潟県警は司法解剖で死因を窒息と特定。列車にひかれる前に首を絞められて殺害された疑いがあり、何者かが別の場所で殺害したあと、線路内に遺体を遺棄したとみて、殺人、死体遺棄事件として捜査本部を設置した。

 

現場はJR小針駅から北東に約400メートル。周囲の目が届きにくく、夜は人や車がほとんど通らない場所だ。

信じられない 

逮捕・送検された小林容疑者は、深く目を閉じ、うつむいたまま新潟西警察署に移送された。一見優男で、卑劣な犯罪をするような男には見えない。小林容疑者を知る人たちは「おとなしくて目立たなかった」と証言し、異口同音に「信じられない」と語る。