【最新情報】タイ南部で爆破テロ 約60人が負傷 外務省が渡航中止勧告
2017年5月9日、タイ南部で爆弾テロ
スーパーマーケット「Big C」で2件の爆発
【タイ】2017年5月9日午後2時半ごろ、タイ南部パッタニー県内のスーパーマーケット「Big C」で2件の爆発が起き、約60人が負傷した。爆破テロと見られる。防犯カメラの解析から犯人は男4人以上で、このうち2人は2016年にタイ南部で起きた爆破テロ事件で指名手配中のイスラム教徒である可能性が高く、タイ警察は犯人の行方を追っている。
外務省は危険レベル3に引き上げ 渡航中止勧告
ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県、ソンクラー県の一部(ジャナ、テーパー、サバヨーイ各郡)に関しては外務省から危険情報「レベル3」(渡航中止勧告)が出されており、これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めるように呼びかけている。
イスラム教徒が独立を求めて武力抗争
タイ南部はイスラム教徒が多く、一部がタイからの独立を掲げて過激化し、以前から武力抗争が続けられている。2004年以降でも、1万6000件を超えるテロが発生し、約6700人が死亡している。
バンコクで爆破テロ 20人が死亡 125人が負傷
タイの首都バンコクでは、2015年8月17、18日に2度にわたって爆弾テロが発生し、外国人を含む20人が死亡、125人が負傷した。ねらわれたのはタイ人の信仰を集めているエラワンの祠(エラワン・サンプラプロム)などで、タイ史上最も痛ましいテロ事件となった。タイでは依然としてテロの脅威が無くならず、タイ警察は警戒を強めている。
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