感染力は約2倍、第7波も!オミクロン株の変異「ステルスオミクロン株」

感染力は約2倍、第7波も!オミクロン株の変異「ステルスオミクロン株」

イギリス保健当局が、オミクロン株の変異「亜種」の調査へ

イギリスでは現在、オミクロン株の「BA.1」という型が主流になっている。

しかし、イギリスで増え始めているのが、「BA.2」という亜種。

イギリス保健安全保障庁は、調査・分析を始めている。

PCR検査で判別できない

2022年1月末に日本で猛威を振るっているオミクロン株は、「BA.1」と呼ばれている。その亜種で、さらに変異を重ねたのが「BA.2」“ステルスオミクロン”だ。

なぜ“ステルスオミクロン”とは?

「ステルスというのは、PCR検査で判別できない。新型コロナウイルスが陽性か陰性かはわかるが、詳細な遺伝子検査をしないとステルスオミクロンであるというのがわからない」(東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授)

感染力はオミクロン株の約2倍

「BA.2」“ステルスオミクロンは、現在のオミクロン株と比べて、およそ2倍の感染力が、ステルスオミクロンにはある(佐藤准教授)。

40カ国位以上で確認

ステルスオミクロン株は、すでに40カ国以上で確認。そこには日本も含まれている。厚生労働省によると、1月19日現在で、空港検疫で198例確認されていて、空港検疫で確認されたオミクロン株の10.8%となっている。

デンマークでは、2021年から現在のオミクロン株が増え始めて、今は減少傾向にある。それに対し、ステルスオミクロンは、2021年12月から増え始め、一気に主流となり、すでに置き換わっている。

第7波が来る恐れ

「第6波が長引く可能性と、ステルスオミクロン株による第7波がやってくるおそれがある」(佐藤准教授)