地震の前兆、預言!2022年巨大地震の危ない地域、県、場所、日は?
地震の前兆、預言!2022年巨大地震の危ない地域、県、場所、日は?
関東大震災から99年!
2022年は、関東大震災(1923年)が起こった日から99年目となる。「首都直下地震」が叫ばれて久しいが、2021年末に東京都23区を震源とした震度3の地震が起きている。同年10月には、震度5の地震。日本政府は、今後30年以内に、70%の確率でマグニチュード7クラスの首都直下地震が起こると予測している。
過去220年間に、M7が5回発生
地球科学の権威、京都大学の鎌田浩毅名誉教授は、「関東大震災よりも前は、220年間に、マグニチュード7クラスの直下型の巨大地震は5回ほど発生している。単純に計算すると40年に1回の頻度です。でも、今年まで100年間、起きていない」と語る。
「首都直下地震」が起こると、死者は2万3000人、経済被害は95兆円に達すると、日本政府は予想している。
首都圏直下に、3つのプレート
首都圏直下には、3つのプレートが重なっている。最下層の太平洋プレートの上に、フィリピン海プレート、北米プレートが重なり、世界でも地震のリスクが最も高いエリアのひとつだ。
伊豆大島の異変
東京から約120キロ離れた伊豆大島。直近で、伊豆大島三原山が噴火したのは、1986年11月15日。今も噴煙が見られる。
鎌田浩毅名誉教授は、「35年前も、この地下のマグマだまりがパンパンに。次回も、ここから噴火する可能性が高い」と話す。
さらに、「三原山は、35年から40年の周期で噴火。今年で、ちょうど35年経過しました」と語っている。
伊豆大島では『大規模噴火』が100年から200年の間隔で発生。前回の大規模噴火は1777年、江戸時代の安永噴火とされている。すでに245年が過ぎている今、大規模な噴火が、いつ起こっても不思議ではない。
300年分のマグマ、富士山大噴火は?
鎌田浩毅名誉教授は、富士山の大規模噴火についても警鐘を鳴らす。「現在、300年マグマをためている。前回の1.5倍。富士山は“噴火スタンバイ状態”」という。
東日本大震災の4日後、2011年3月15日に静岡県富士宮市で起こった地震は、富士山の直下14キロで、マグマだまりの直上が震源地。しかし、幸運にも、富士山は噴火しなかった。だが、2021年12月3日未明、富士山近くで最大震度5弱の地震が起こり、富士山大噴火への懸念を増幅させた。
(「グッド!モーニング」2021年12月30日放送)
次は南海トラフ巨大地震
フィリピン海プレートで巨大地震が近い日に発生
次に必ず来る巨大地震は、「南海トラフ」。東日本大震災の原因は、太平洋プレートだったが、次回はフィリピン海プレート。西日本の沖合に沈み込むフィリピン海プレートで巨大地震が近い日に起こると予想されている。
2022年巨大地震の危ない地域、県、場所、日は?
北海道、長野、京都、高知、沖縄
立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授は、解説する。
現在、最深部にある太平洋プレートの活動が活発化したことで日本列島全体に地殻変動が起きている。
国土地理院の電子基準点測量をみると、2011年から続いていた地殻変動が、2021年の夏以降に変化。日本列島全体が太平洋プレートの影響で南西から北東方向に移動するようになっている。
このため、巨大地震の危ない地域、県、場所は
■北海道浦河沖地震、北海道根室付近の地震
北海道は北米プレートと太平洋プレートのせめぎあいによって2011年に動かなかったエリアで大規模の地震が起こるリスクがあある。
■長野県北部
太平洋プレートにより圧迫された北米プレートとユーラシアプレートの衝突による逆断層型の地震が懸念される。
■京都
2021年12月29日に南部で3回も有感地震が発生。フィリピン海プレートの圧縮で、ユーラシアプレートが歪んで起きた地震と考えられている。
これはすでに始まっているスーパー南海トラフの巨大地震の前段階の地震と予測。
近く沖縄本島や宮古島などの先島諸島、高知県や紀伊水道でも大規模地震が起きるリスクがある。
■箱根山、阿蘇山、口永良部島も要注意
箱根山、阿蘇山、口永良部島などの火山活動が盛んになっているのも、フィリピン海プレートの圧縮に関連している。
ラニーニャの冬に大地震や火山活動が活発化し、雪崩や融雪洪水を引き起こす恐れもある。
南太平洋のトンガ沖で2022年1月15日午後1時ごろ(日本時間)、海底火山の大規模な噴火があり、日本各地に津波が到達したが、海底火山の予測や前兆、これに伴う津波の注意や警報について、世界の国家、科学者たちの誰も予測できていなかった。われわれの安全は、自分たちで考えて予測し、自分で安全を守るしかない。
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