コロナパスの義務なし!デンマーク、コロナ規制をすべて撤廃、EUで初

コロナパスの義務なし!デンマーク

コロナ規制をすべて撤廃、EUで初

デンマークは、新型コロナウイルスに関する国内の規制がすべて撤廃することに決めた。屋内でのマスク着用義務付けや、飲食店や屋内施設を利用する際の「コロナパス」提示義務、検査で陽性となった場合の自己隔離義務なども撤廃される。

デンマークのマグヌス・ホイニケ保健相(写真)は2022年1月31日、「規制は真に必要な場合のみとし、できる限り早期に撤廃することを国民に約束した」と語った。

新型コロナウイルスに関するすべての規制を撤廃した国は、欧州でデンマークが初めて。デジタルデータベースの「アワー・ワールド・イン・データ」によると、デンマークの新規感染数は7日間平均で世界で2番目に多い。

ホイニケ保健相は、「ワクチンのおかげで」入院数や集中治療室(ICU)に入院する患者数が日ごとに減少している」と述べ、ワクチン義務付けについては「幸いなことにデンマークでは必要ない」と判断した。

デンマーク国民のワクチン完全接種率は81%。

ワクチンについては「これは副反応の可能性がある医薬品の介入だ。政府としてそれを認識する必要がある。度が過ぎれば反応が起きる。特にワクチンについては作用が反応を引き起こす」としている。

ワクチンを接種していない外国人などが入国する際は、引き続き入国時の検査を義務付け、高リスク国からの入国者には隔離措置を講じる。