9割のタイ国民が、外国人観光客の入国に反対

外国人の入国は?

反対、不安が9割以上

新型コロナウイルスの感染拡大防止に成功しているタイでは、約9割のタイ国民が、ビジネスや観光目的で入国する外国人に反対し、不安を感じている。こんな調査結果が、大学の世論調査で分かった。

調査は7月14日から18日までオンラインで行われ、1,459が回答。感染者ゼロの状態を続けていたタイだが、14日間の隔離検疫を免除されている外国人2人が街を出歩き、後に新型コロナウイルス感染が確認された。

これに関し、タイ人の反応は次の通り。

感染した外国人が街に出ていたことについてどう思う?

1とても心配 52.23%
2とても気になる 39.68%
3気にしていない 6.58%
4心配していない 1.51%

新型コロナウイルス拡大の第二波に対する予防策は?

1外国人のタイ入国を許可しない 94.51%

2外国人のタイ入国時の厳格なスクリーニングと隔離 86.41%
3手洗いとマスク着用83.80%
4正確で明確な情報公開 81.40%
5無料の感染検査 76.73%

新型コロナウイルス拡大の第2波を警戒し、タイでは「外国人の入国を許可すべきでない」という意見も95%近くになっている。

調査は、スアンドゥシット・ラチャパット大学スアンドュシット世論調査センター。新型コロナウイルスの第二波への不安に関する調査結果をまとめた。