タイマッサージの総本山!ワットポーの行き方&最寄り駅は?服装、サンダル、入場料もチェック

2018年4月28日

黄金の大仏(涅槃仏)で知られるバンコクの寺院「ワット・ポー」(英語表記でWat Pho)。タイ・バンコクの観光スポットランキングでも人気の高い、おすすめの観光名所です。寺院内にはマッサージスクールもあり、タイの古式マッサージを受けることができます。ワット・ポーへの行き方、最寄り駅、服装や入場料などもご紹介します。

ワット・ポーとは?

タイ古式マッサージの総本山

「ワット・ポー」は“涅槃仏寺院”とも呼ばれ、タイ古式マッサージの総本山。「王宮&ワット・プラケオ」(エメラルド寺院)、「ワット・アルン」と並んで、バンコク三大寺院のひとつに数えられています。 

<ワット・ポー(Wat Pho)の基本情報>

住所:Pra Nakorn, Bangkok
電話番号:+66-2226-0369
アクセス:BTSサパンタクシン駅からボート、ターティアン(Ta Tein)船着き場からすぐ
入場料金:200バーツ(タイ人は無料、昔はゴーゴーバー嬢を連れて行くと私もタダで入れた)
拝観時間:8:30~18:30 

バンコク最古の寺院  ワット・ポー

200年前にラーマ3世が建立

ワット・ポーは、バンコク最古の寺院。起源はアユタヤ王朝末期のプラペートラチャ王時代にまでさかのぼり、今から約200年前にバンコク王朝のラーマ3世がリフォーム。ラーマ3世が17年の歳月をかけて、横たわる黄金の涅槃仏や本堂、回廊、礼拝堂などを完成させました。

タイ古式マッサージへ 

文学や医学などの学問所が置かれ、タイ初の古典医療の拠点施設にもなり、これがのちに東洋医学に基づくタイ古式マッサージへとつながっていきます。 

ワット・ポー(Wat Pho)への行き方、場所、アクセス

メータータクシーの行き方

いちばん楽なのがメータータクシーを使う行き方(※トゥクトゥクはボッタくりが多いので、おすすめできません)。

最寄り駅となるのがバンコク都内のBTSサイアム駅、もしくはMRT(地下鉄)フワランポーン駅。タクシーであれば約30分(千円以内)で行くことができます。

 

水上バス(ボート)の行き方

水上バスを使った行き方もおすすめです。約20分(約100円)のディープな船旅を楽しむことができます。 

水上バスの乗り場

BTS(スカイトレイン)のサパーンタクシン駅から乗船

BTSのサパーンタクシン駅のすぐ近くに「サトーン船着き場」があり、観光船のチャオプラヤーエキスプレスが出ています。 

最寄り駅

チャオプラヤーエキスプレスに乗り、「ワット・アルン船着き場NO.8」(白い仏塔下のボート)で降ります。所要時間約20 

渡し船に乗り換え

その後、渡し船(写真右手前)に乗り換え、写真手前の「ター・ティアン船着き場」へと向かいましょう。ワット・ポーの最寄り駅が「ター・ティアン船着き場」です。 

ちなみに、写真の白い仏塔は「ワット・アルン」(暁の寺)。この対岸にあるのが「ワット・ポー」です。 

服装チェック、サンダルは?

ワット・ポーは王室寺院。拝観にあたっては服装チェックがあります。

・肌の露出度が高い服装はNG

ショートパンツ、ミニスカート、タンクトップなど

(無料の羽織貸し出しあり)

※タイパンツを履いている観光客はOK 

サンダル

ビーチサンダルは本来は不可でしたが、今ではかなり緩くなっています。

王宮・ワットプラケオ(エメラルド寺院)と比べて服装チェックは緩いです。 

観光のポイント

朝8時30分から拝観できるので、早い時間帯に行けば大混雑を避けて観光することができます。 

ワット・ポーの最大の見どころ 涅槃仏(寝釈迦仏)

・涅槃仏(寝釈迦仏)とは

横たわる黄金の涅槃仏。長さは約46メートル。

(奈良の大仏が立ち上がり、横になったら約29メートル)

(正門のチケット売り場の近くに大きな御堂があり、ここに横たわるのが黄金の巨大な涅槃仏)

全身を金箔で覆い、つやつや輝いている。

金色は人々を喜ばせる色。輝きは迷いを除いて願いをかなえるという意味)

半眼の目

悟(さと)りを開いた釈迦(しゃか)が涅槃に入る直前の寝姿

(リラックスした顔、奈良の大仏、鎌倉の大仏もリラックスすべき。エロビデオを見ているお坊さんはリラックスしすぎ) 

涅槃仏の足の裏も注目ポイント

足の裏サイズは幅5メートル、高さ3メートル

特徴は偏平足

見どころは、足の裏に描かれた螺鈿(らでん)細工の絵。真珠貝を使った美しいデザイン

数は、煩悩と同じ108個。

これは、バラモン教から生まれた仏教の宇宙観(モンコイロン ベート)を表したもの。

意味は、人々が幸福に生きるための真理。 

ここもPOINT

涅槃仏の背中側の通路には、お坊さんが托鉢に持ち歩く応量器が並べられています。20バーツでコインと交換し、一枚ずつ器に入れていくもの。仏教徒として徳を積む修行のひとつで、金属の器にコインの軽やかな音色が響きます。

涅槃仏の上に広がる天井画も見事です。

本堂

巨大涅槃仏は本尊ではなかった!

涅槃仏が見られるのは、チケット売り場近くの大きな御堂。これに対し、「本堂」(写真)が別にあります。 

本堂にある本尊

本堂にあるのは、本尊となる黄金の仏像(写真)。

ワット・ポーの本尊は、巨大な涅槃仏ではなく、この釈迦座像。バンコク王朝の初代王ラーマ1世が別の寺院からワット・ポーへ移した仏像です。本尊も金箔で覆われ、台座にはラーマ1世の遺骨が納められています。 

堂内の壁に広がるのは螺鈿細工で描かれた絵で、タイの神話「ラーマキエン」(ラーマの栄光)の物語を表したもの。ラーマキエンは、古代インド・バラモン教の大叙事詩「ラーマーヤナ」をもとに作られました。

本堂の回廊

美しい回廊

本堂を取り囲むのは、シンプルなデザインの回廊。白い柱にグリーンとオレンジの屋根。王室寺院らしい、落ち着いた風格があります。

多くの仏像

回廊内部にあるのは、数多くの仏像。信者から寄進された仏像です。立像や座像に分かれています。表情や印相が微妙に異なり、独自のオーラが感じられます。  

4基の仏塔 

色鮮やかな仏塔

4基の個性的な仏塔も、ワット・ポーの見どころ。色鮮やかな陶器片で飾られた仏塔が建ち並んでいます。

 

場所は、巨大な涅槃仏をまつる御堂と本堂の間。

緑色の塔がラーマ1世、白色がラーマ2世、黄色がラーマ3世、青色(写真)がラーマ4世を表しています。それぞれの塔にはラーマ1~4世各王の遺骨が納められています。 

西の仏堂

蛇神が守る釈迦像

「西の仏堂」も見どころ。本堂を囲む回廊は、四方に置かれた4つの仏堂を結んでいます。その一つが「西の仏堂」。必見は、堂内にある写真の仏像。“プラナーグポロック”と呼ばれる釈迦座像で、木の下に座っている釈迦を蛇神が守っています。蛇神は「ナーガ」という伝説の生き物で、雨風から釈迦を守っています。

ワット・ポーでタイお土産

美しい工芸品の数々 

意外に楽しいのが、ワット・ポー寺院内のお土産コーナー。仏像やお面、ミサンガが置かれ、精緻な工芸品も見つかります。

タイ古式マッサージ

マッサージスクールの学生さんたちからマッサージ

一番のおすすめは、ワット・ポーの敷地内にあるタイ古式マッサージ場。東洋医学に基づくタイ古式マッサージの総本山。寺院内にはマッサージスクールが置かれ、ここで学ぶ学生さんたちからタイ伝統の古式マッサージを受けることができます。 

バンコクでは美女のマッサージも 

ちなみに、バンコク都内のマッサージ店では、ワット・ポーのマッサージスクールの研修課程 を修了し、タイ伝統医療協会認定のタイ古式マッサージインストラクターとして活躍しているセクシー美女が多く、お互いにもみ合いっこしていちゃいちゃしていると、だんだんへんな気になってくる。