治療費は最大1000万円も!海外で新型コロナに感染!どうなる?

最大1000万円も!

海外で新型コロナに感染!どうなる?

2020年、新型コロナウイルスの感染が世界的に猛威を振るっている。心配なのは、海外での長期滞在者や永住者の治療費の問題。タイなど、東南アジアなどにも、海外駐在員やその家族、永住者は数多い。

タイの医療体制

タイの医療水準は高く、日本とほとんど変わらない。タイでは、重症患者が少なく、ICU(集中治療室)が重症者で埋まり、呼吸器が足りないという状況には今のところ陥ってない。隔離室もあり、十分な医療を受けられる。

言語の問題

タイでは当初、新型コロナウイルスに感染すると、タイ政府管轄の病院に隔離されることになっていた。しかし、現在は、診察した病院にそのまま入院できる。名の知れた大きな病院では日本語対応のスタッフもそろえている。日本人が感染した場合、日本語が通じない病院に連れて行かれるというのはほとんどない。

医療費はどれくらい?

海外在住者や滞在者にとって、最も心配なのが現地での医療費。新型コロナウイルスの治療では、基本的には保険(海外旅行保険や医療保険)が適用される。しかし、仮に重症化し、ICUに長期に入院せざるを得なくなる場合には1000万円近い多額の医療費がかかるという。

タイでは現在、入国に際し、新型コロナウイルスによる疾病を含む、海外旅行中の医療費の全額をカバーするため、医療費の補償額が10万米ドル相当か、それ以上の健康保険に加入したことを示す証書も必要。旅行者は、タイへの出発前に健康保険を購入しなければならない。

タイ滞在のロングステイヤーの多くは、クレジットカードの海外旅行者保険に依存しているが、一般的な補償額は300万円程度。

タイ政府は民間病院のコロナ治療費無料化を検討

ただ、タイでも、一般的なタイ人が新型コロナウイルスの治療費で10万バーツ(約34万円)を超えたという報告もあり、多くのタイ国民からクレームが殺到。タイ政府は、民間病院での治療費も無料化する方向で検討を始めている。

記事引用元

写真引用元: