秋の奈良観光!紅葉名所&穴場スポット!紅葉時期・見ごろは?
「大仏」と「鹿」のイメージが強い奈良ですが、世界遺産のお寺が集まる奈良公園が、意外に紅葉が美しい穴場のスポットであることはご存知でしょうか?奈良の観光スポットランキングでも人気の高い「東大寺」「春日大社」「興福寺」「二月堂」は、実は紅葉が美しい名所。そこで、奈良公園の紅葉名所だけでなく、穴場の紅葉スポットもご紹介します。2017年の奈良公園の紅葉時期・見ごろは、例年通り11月中旬~12月上旬となりそう。
奈良公園の紅葉はおすすめ!
広々した公園でのんびり
奈良公園の紅葉をおすすめするのは、広々した公園でのんびり過ごすことができ、長い期間にわたって紅葉を楽しむことができるからです。
奈良公園の紅葉時期・見ごろは 11月中旬~12月上旬
12月下旬までも楽しめる!
奈良公園の紅葉時期は、11月中旬~12月上旬が見ごろ。しかし、12月下旬になっても、葉を落としたイチョウが黄色いカーペットのように地面に広がる景色は美しく、寒くなっても律義に観光客をお迎えする鹿くんたちにも胸キュン。
大仏池は、穴場の紅葉スポット
静かな秋の古都を満喫
奈良公園の紅葉めぐりで、おすすめの穴場スポットが、世界遺産「東大寺・大仏殿(金堂)」の西側にある「大仏池」。東大寺から正倉院に向かう途中にある池ですが、ほとんど人影はなく、静かな秋の古都を満喫することができます。
二月堂への途中にも穴場の紅葉スポット
「東大寺・大仏殿」の裏手から、3月の“お水取り”の行事で知られる「二月堂」に向かって裏参道がのびていますが、ここにも穴場の紅葉スポット。
大湯屋付近のイチョウも美しい
鎌倉時代のお風呂(鉄湯船)があった「大湯屋(おおゆや)」付近はイチョウが美しく、静かな古都を感じたい方におすすめ。6月中旬には天然のゲンジボタル「大仏蛍」を見ることができます。
手向山八幡宮も穴場の紅葉スポット
「二月堂」「法華堂(三月堂)」など風情あるエリア
「東大寺・大仏殿」の東側に広がる丘陵も、自然が感じられるエリア。「二月堂」「法華堂(三月堂)」といった風情のあるお寺が建ち並んでいます。最も、おすすめの紅葉の穴場は、「手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)」。
大きなイチョウ
「手向山八幡宮」は、東大寺を守るため、九州にある八幡宮の総本社「宇佐八幡宮」から神さまをお迎えした神社。敷地内にある大きなイチョウの黄色が綺麗です。
菅原道真が和歌で紅葉を詠んだ場所
「手向山八幡宮」は、平安時代の歌人で、右大臣の菅原道真が和歌で紅葉を詠んだ場所。色鮮やかな紅葉も美しく、格式ある神社です。二月堂から手向山八幡宮、若草山へと抜ける小道があるので、秋の美しさを満喫しながら古都の散策を楽しみましょう。
「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」(奈良県新公会堂)
真紅の紅葉が楽しめる穴場のスポット
真紅の紅葉が楽しめる穴場のスポットが「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」(奈良県新公会堂)。能舞台や国際シンポジウムなどで使われている施設です。若草山を借景とする美しい日本庭園を無料で散策できますが、施設内の日本庭園だけでなく、ご覧のように紅葉が美しい風情のあるスポット。
味わい深く、ひっそりした古都
奈良県新公会堂付近の紅葉は味わい深く、ひっそりした古都の雰囲気を楽しむことができます。
紅葉シーズンでもゆっくり
奈良県新公会堂は、東大寺の近くにありながら、観光客が少なく、紅葉シーズンでもゆっくりすごせるエリア。1階にあるイタリアンレストランの「リストランテ オルケストラータ」も人気があります。営業時間は、開館日の9時~17時。ただし、イベントなどで使用できないこともあります。
春日大社 表参道
色鮮やかな紅葉
神秘的な雰囲気を漂わせる「春日大社 表参道」。世界遺産に登録されている「春日大社」の神域は、古くから狩猟や伐採が禁止されてきました。巨大な杉木立の合間に、色鮮やかな紅葉が秋の日差しを浴び、美しく輝いています。
苔むした石灯 イチョウも美しい
苔むした石灯ろうが続く「春日大社 表参道」。黄色く染まったイチョウも美しく、風情があります。森の香りが清々しく、都心にいながら厳かな原始林の森林浴を体験することができるのも、奈良公園の魅力です。
回廊や釣灯籠に降りかかる紅葉
鮮やかな朱塗りの社殿が美しい春日大社。回廊を取り巻く無数の釣灯籠にも圧倒されます。2月(節分)と8月(お盆)に火が灯される万燈籠は幻想的。回廊や釣灯籠に降りかかる紅葉も風情があります。
若草山
転がっていくおむすびも風情
「若草山(わかくさやま)」も、秋の気配が感じられる観光名所。山全体が芝生で覆われ、三つの笠を重ねた姿をしています。1月の山焼きで知られる観光スポット。春は桜、秋はススキが美しく、山頂から東大寺大仏殿や奈良盆地を見渡すことができます。お弁当を持ち、山の斜面に座って、ピクニックを楽しむのにおすすめ。しかし、おむすびを落とすと、どこまでも転がっていきます。
法華堂(三月堂)
東大寺最古の建物
「手向山八幡宮」でも少しご紹介しましたが、「法華堂(三月堂)」付近も紅葉の穴場スポット。東大寺では、戦乱によって多くの建物が消失し、ほとんどが再建されました。しかし、「法華堂」(国宝)だけは戦火をまぬがれ、奈良時代(8世紀)の創建当時に建てられた東大寺最古の建物。落ちついた風格は、紅葉と相まって美しく調和し、奈良時代のロマンを感じることができます。
浮見堂
ライトアップも
最後にご紹介する奈良公園の紅葉穴場スポットが「浮見堂」。神仏関係の建物ではないので、「浮御堂」ではなく、「浮見堂」と名づけられています。池に浮かぶ六角形の建物。桜や紅葉の名所でもあり、ライトアップが行われることもあります。
奈良でライトアップが楽しめる紅葉は、「談山神社」「室生寺」「信貴山(朝護孫子寺)」「吉野山下千本」などがあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
おわりに
「ぐるっとバス」も便利
いかがだったでしょうか?ご紹介した奈良公園の紅葉名所&穴場スポットは、半日あれば十分に回れるので、ゆっくり落ち着いた雰囲気の中で紅葉を楽しみたい方におすすめです。
JR奈良駅や近鉄奈良駅からは、奈良公園内の主な観光スポットを100円で周遊できる赤いバス(ぐるっとバス)があるので、これに乗れば今回ご紹介する穴場の紅葉スポットを効率よく巡ることができます(奈良公園ルートの運行時間は9時~17時で、15分間隔)。
なお、奈良公園の観光スポットをはじめ、「ぐるっとバス」のコースや紅葉情報については、関連MEMOに張り付けておきましたので、ご興味のある方はリンクからご覧ください。
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