東京都が新型コロナ感染者数を偽装、東京五輪開催が目的
東京都が新型コロナ感染者数を偽装
東京五輪開催が目的
東京都は、都内で確認された新型コロナウイルスの感染者数について、実際の感染者数よりも少なく見積もっていたことが判明した。感染者が急増する中で、東京五輪(東京オリンピック・パラリンピック)の開催に国民から厳しい目を向けられたが、感染者数を少なく見積もることで、これらの批判をかわすことが目的だったとみられている。
東京都は2021年10月29日、都内で確認された新型コロナウイルスの感染者数について、4月2日~10月2日の間に計4512人の報告漏れがあったと発表した。これとは別に、感染者の二重計上などで447人を多く計上していた。差し引きすると都内の感染者数の累計は4065人増え、29日時点で38万1610人。
報告漏れの約85%が「第5波」のピークの8月だった。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に伴い、令和2年3月に大会の1年延期が決定。オリンピックは令和3年(2021年)7月23日(金曜日)~8月8日(日曜日)、パラリンピックは令和3年(2021年)8月24日(火曜日)~9月5日(日曜日)に開催された。
東京オリンピック・パラリンピックに関連して新型コロナウイルスに感染した選手や関係者は、選手が41人など、合わせて863人だった。大会組織委員会がまとめた。
東京オリンピックの開催期間中、日本の新型コロナウイルスによる一日の新規感染者数は、大会前と比べて3.4倍に増加したことがわかっているが、今回の集計ミスにより、感染者数がさらに増えることとなった。
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