タイ・バンコクの観光名所!王宮&ワット・プラケオの行き方&入場料、服装も要チェック
タイで最も格式の高い王室寺院が、バンコクの「王宮&ワット・プラケオ(Wat Phrakeaw)」。
タイの観光スポットランキングで最も人気の高い観光名所です。
王宮&ワット・プラケオの行き方や見どころ、入場料、服装などのポイントをご紹介します。
タイの歴代国王が暮らしていた宮殿
ワット・プラケオの本堂「エメラルド寺院」
王宮は、タイの歴代国王が暮らしていた宮殿が建ち並びます。王宮内には、「ワット・プラケオ」と呼ばれる王室寺院が集まったエリアがあり、その中心となるのが本堂。
そこには、タイで最も大切な仏像(エメラルド仏)がまつられています。このため、ワット・プラケオのことを、別名で“エメラルド寺院”と言われます。
王宮への行き方
1 メータータクシーでアクセス
「王宮&ワット・プラケオ(Wat Phrakeaw)」へは、メータータクシーを使うのが一般的。バンコクの中心、BTSサイアム駅などから約1000円で行くことができるので、グループ旅行の方におすすめです。
※トゥクトゥクは、ぼったくりが多いのでおすすめできません。
ぼったくりタクシー トゥクトゥクおやじは信頼できない
2 水上バス(ボート)でアクセス
一番のおすすめが水上バス(ボート)を使った行き方。王宮は、チャオプラヤー川のほとりにあり、ボートを使った方が楽しくて気持ちがいい。
ボートは「チャオプラヤー エキスプレス」。急行や各停、距離、ガイド付きなどで料金が微妙に異なります。
BTS(スカイトレイン)のサパーンタクシン駅からすぐ近くに、水上バスの乗り場「サトーン船着き場」があり、「王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」のアクセスとなる「ターチャン船着き場」(NO.9)を目指しましょう。運賃は約100円で、所要時間は約20分。
ワット・ポー(涅槃仏寺院)はNO.8
ひとつ手前のワット・アルン船着き場」(NO.8)は、「ワット・アルン(暁の寺)」および、「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」への駅アクセスとなります。
「王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」「ワット・アルン(暁の寺)」は、“バンコク三大寺院”と呼ばれ、チャオプラヤー川のほとりにまとまったエリアに立地しています。
3 バスでアクセス
王宮へ最も安く行くには、バスがおすすめ。料金は約30円。1、2、3、9、12、15、25、39、44、47、48、53、59、82、201、506、507、508、512番などのバスが、王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」の近くを通ります。渋滞がなければ約30分の所要時間で王宮へ到着します。
「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」へは、47などのバスが便利です。「ワット・アルン(暁の寺)」は、対岸にあるため、渡し船(約10円)に乗ってアクセスします。
王宮への正門入り口
写真が王宮への正門入り口。ターチャン船着き場から、徒歩約15分。朝早くから中国人の団体が押し寄せ、ものすごく混雑しています。
入場料は500バーツ
こちらがチケット売り場。入場料は500バーツ。タイの寺院で最も高い拝観料です。前国王(プミポン国王)の喪服期間中はパスポートの提示が必要でしたが、現在はその必要はありません。
3つの仏塔
バンコクでチャックリー王朝を始めた国王がラーマ1世。初代国王が1782年に居城として築いたのが王宮です。
王宮を取り囲む白壁は美しく、ワット・プラケオの敷地内にある3つの仏塔がそびえています。
服装チェック
入場とともに、服装チェックが行われます。もともと、仏教寺院はタイ人にとって、神聖な場所。肌の露出度が高いものはNG。短パンやミニスカート、タンクトップ、キャミソールは控えるようにしましょう。
サンダルやミュールなど、カジュアルすぎる履物もNGです。お坊さんが異性に触れると、これまでの修業が台無しになってしまうので、触れることもNG。
「黄金の仏塔」「経堂」「御堂」の3つの仏塔
巨大な守護神、ヤックとモック
ワット・プラケオに入り、まず目の前に見えるのが、3つの仏塔。巨大な守護神、ヤックとモックが見守るなか、「黄金の仏塔」「経堂」「御堂」の3つの仏塔がそびえています。
黄金の仏塔
「黄金の仏塔」は、ブッダの遺骨が納められているとされています。アユタヤの寺院「ワット・プラ・シー・サンペット」をモデルにつくられました。
経堂
「経堂」は、「金の法典」(トリピタカ)と呼ばれる経典が納められている書庫。守護神のヤック、モックが入り口を守護しています。
御堂
「御堂」は、歴代王の像を安置している建物。きらびやかで荘厳なタイの伝統建築を見ることができます。
2基の黄金の仏塔
「御堂」の前には、2基の黄金の仏塔が建ち、ヤック、モックが台座を支えています。
靴を履いているのが鬼神の「ヤック」。裸足が猿神の「モック」。きらびやかな衣装や派手なタトゥーが目を引きます。
ギンナリー
「御堂」の周辺には、黄金の仏像を見ることができます。鳥のような姿をしていますが、これはタイの神話「ラーマキエン」に登場する伝説の半魚人。
写真は男性の「ギンナリー」。女性は「キンリー」。
※詳しい名前はありますが、だいたいはこうです。
キンリー
「キンリー」は、胸の前で両手を合わせた天女。歌や踊りを得意とする半漁人です。古代インドの叙事詩「ラーマ―ヤナ」をもとに、タイの神話「ラーマキエン」が作られました。
アンコールワットの模型
「経堂」の前にあるのがアンコールワットの模型。クメール国のアンコール・ワットに感銘を受けたラーマ4世がつくらせたもので、19世紀末の作品です。精緻なつくりに驚かされます。
仏堂
「仏堂」は、王冠をかぶったブッダ像や王家の遺灰などが納められています。内部は非公開。アユタヤ様式の螺鈿細工が美しい建物なので、外観を眺めるだけでも楽しむことができます。
王室専用図書館
「王室専用図書館」も美しい寺院。多くの仏教経典が納められています。
回廊の壁画
「回廊の壁画」も見どころ。ワット・プラケオをぐるりと取り囲む回廊には、タイの神話「ラーマキエン」の神話の世界が細やかに描かれています。
ワット・プラケオで最大の見どころ
本堂
ワット・プラケオで最大の見どころは「本堂」。金箔と色ガラスで彩られた豪華絢爛な寺院です。エメラルド色に輝く翡翠の仏像が納められ、タイ人の精神の支柱となっています。
鐘楼
本堂の近くにあるのが「鐘楼」。昔の灯台のような独特な姿をしています。
ウィハーン・ガンダーラ
鐘楼の近くにある「ウィハーン・ガンダーラ」も見どころのひとつ。青、白、黄色のモザイクが美しい建物です。
8つの仏塔
ワット・プラケオの東側に並ぶ「8つの仏塔」も見どころ。整然と並ぶ姿が美しい。8つの仏塔の由来は、ブッダが亡くなり、その遺骨を8つの部族に分配したことにちなむもの。
チャクリー・マハ・プラサート宮殿
歴代王が暮らしていた宮殿
ワット・プラケオの隣にあるのが、歴代王が暮らしていた宮殿。その一つが「チャクリー・マハ・プラサート宮殿」です。屋根はタイの伝統的な建築様式、建物のデザインにはビクトリア様式を採り入れたオシャレな宮殿。上品な雰囲気が漂います。
ドゥシット・マハ・プラサート宮殿
プミポン国王(ラーマ9世)の棺も
チャックリー宮殿の隣には、「ドゥシット・マハ・プラサート宮殿」。波打つような独特の屋根が特徴の宮殿です。2016年10月にご逝去されたタイ前国王のプミポン国王(ラーマ9世)の棺が安置されていました。
王宮&ワット・プラケオ(Wat Phrakeaw)/エメラルド寺院の観光のポイント
point 1 早い時間帯に観光
王宮は中国人観光客が多く、たいへん混雑しています。朝8時30分から入場できるので、早い時間帯に観光すると良いでしょう。
point 2 年中無休
年中無休。しかし、王室行事に伴って閉館することもあります。
point 3 レストランでランチが可能
王宮内にはレストランもあり、ランチをとることもできます。
point4 チケット販売は午後3時30分まで
夕方4時30分まで拝観できますが、チケットの販売時間は夕方3時30分まで。
<王宮&ワット・プラケオの基本情報>
住所:Phra Nakhon Bangkok
電話番号:+66-2642-2767
アクセス:BTSサパーンタクシン駅からボート、Tha Chang船着場またはTha Maharaj船着場から徒歩約15分
入場料金:500バーツ
入場時間:8:30~16:30(チケットは15:30まで)
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