奥さんMでしょ?外国人観光客にも人気!大阪の観光スポット&魅力ハッケン旅行
大阪を訪れた外国人観光客が約941万人となり、2013年から4年連続で過去最高を更新する大阪(大阪観光局調べ)。らの観光旅行客が目立っています。USJや大阪城、梅田スカイビル、海遊館といった人気の観光スポットだけでなく、関西国際空港でのLCC(格安航空会社)の増便や、京都や奈良、神戸といった観光スポットに近いことなども要因。しかし、それだけで終わらない、大阪の本当の魅力をご紹介します。
奇想天外な大阪の観光スポット!難波八阪神社/道頓堀の巨大看板/梅田スカイビル
難波八阪神社
「おもしろいね。親しみやすい」と笑顔を見せながら、心の底では大阪人を嫌っている日本人が多いなか、本当に心から「おもしろく」「親しみやすく」「どこか懐かしい」と思っているのが外国人観光客。多くの日本人の目から見て、ヘンでキモくても、「独創的でおもしろい」と魅力的に映るのが大阪の魅力です。
大阪を代表する独創的な神社が、難波にある「難波八阪神社」。これは、大阪人が見てもヘンだと思われる神社です。巨大な獅子頭は、ビルの4階ほどの高さ。大きな口で勝つチャンスを呼び、金運や勝負運を招く縁起モノ。獅子舞などを奉納する舞台としての役割を持ち、目はライトで、鼻はスピーカー。おもしろすぎて、外国人観光客にも大人気のハッピーな神社です。
道頓堀の巨大看板
「安い!うまい!多い!」の飲食店激戦区が道頓堀。「目立ってなんぼ」と、他店に負けない大阪の競争意識が、巨大看板を生み出し、外国人観光客にも大人気。なかでも海外にも知れ渡っているのが、グリコネオンの巨大看板。「都市景観の美しさ」「魅力を創造」させることが目的の大阪市指定景観形成物に指定されています。
梅田スカイビル
海外メディアから、「世界を代表するトップ20の建物」として、「パルテノン神殿」「タージ・マハル」などの世界遺産とともに、日本で唯一選ばれた梅田スカイビル。東京人や京都人だけでなく、「なんでやねん!」と思う大阪人は多い。
「スリル満点」な建物として評価された梅田スカイビル。「空中に都市をつくろう」「遊園地のようにしよう」と発案されたもの。2棟の超高層ビルを最上階でつなげたことも、巨大な展望台をクレーンで吊り上げたことも世界初です。
昭和レトロな大阪の観光スポット!千成屋珈琲/ 新世界商店街/スマートボール
千成屋珈琲
「オムライス」「回転寿司」「きつねうどん」「レトルトカレー」「屋上ビアガーデン」「インスタントラーメン」「つくだ煮」「しゃぶしゃぶ」といった食べ物は大阪発祥のグルメとされています。
斬新な発想で誕生した大阪グルメが多いなか、関西で初の「ミックスジュース」の発祥となる店が新世界・ジャンジャン横丁の喫茶店「千成屋珈琲(せんなりやコーヒー)」。もともとは1948年(昭和23年)に創業した果物店で、熟した果物をミックスさせ、1960年に喫茶店の看板メニューにすると大人気。2017年5月にグランドオープンし、元祖ミックスジュースや厚焼き玉子サンドといった昭和レトロな純喫茶メニューを楽しむことができます。
新世界商店街
「奥さん、本当は、Mなんでしょ?」。待ち合わせ型&デリバリーヘルスの人妻風俗店「ドMな奥様」のことではなく、大阪の衣料服店に掲げたキャッチコピーです。通天閣の近くにある昭和レトロのアーケード商店街「新世界商店街」にある店。超ディープな商店街には、奇抜なポスターがたくさん。ちなみに、「奥さん、Mでしょ」の裏側は、「ご近所の女のカラダを知り尽くしている男」というコピー。
スマートボール
昭和レトロな遊びができるのも新世界。昔懐かしい「スマートボール」を楽しむことができます。1回100円で、慣れてくると2時間くらい遊ぶことも可能。近くにあるゲームセンター「かすが」では、50円でテーブルゲームをすることができ、昭和レトロなインベーダーゲームも。
大阪ならではのグルメ!元祖たこ焼き「会津屋」/しあわせラーメン/黒門市場
元祖たこ焼き「会津屋」
続いては、魅力的な大阪グルメをご紹介。大阪名物の「たこ焼き」ですが、「たこ焼き」を誰よりも早く世に生み出した店が、大阪市西成区に本店を置く「会津屋」。高級レストランと並んでミシュランガイドに掲載されています。マジか?
創始者は、福島県会津のご出身。昭和10年(1935年)に、明石のタコを入れた粉もんを「たこ焼き」と名づけました。ソースを付けないで食べるのが、会津屋の最大の特徴ですが、これが実においしい。
しあわせラーメン
「寿司」「たこ焼き」「天ぷら」「しゃぶしゃぶ」と大阪で人気のある食べ物のうち、外国人に一番人気があるのは「ラーメン」。数あるラーメン屋さんのなかでも、豚吉グループが経営する「花丸軒(はなまるけん)難波 法善寺店」は外国人観光客にも人気。看板ラーメンが写真の「しあわせラーメン」です。トッピングの海苔で、運勢を占うことができます。
難波はラーメン激戦区
黒門市場
道頓堀と並んで、難波の人気観光スポットが「黒門市場」。外国人観光客の多さに圧倒されます。人気なのが食べ歩き。カニの刺身、マグロ、ウニ、ホタテ、コロッケ、天ぷら、和菓子、スイーツがその場で食べられる。フグは香港では輸入禁止なので珍しく、中国人が生きたウナギを見るのは初めて。夕方から始まる見切り品は外国人だけでなく、日本人にも大人気です。
大阪のディープ観光スポット!お初天神(露天神社)/飛田新地「鯛よし百番」/大阪城
大阪・梅田という都心にいながら、江戸時代の風情が感じられる観光スポットが「お初天神(露天神社)」です。近松門左衛門の人形浄瑠璃「曽根崎心中」のゆかりの地で、恋愛・縁結びのパワースポット。身も心も美しくありたい、という「美人祈願絵馬」も人気があります。命がけで恋を全うした「徳兵衛」「お初」は広く海外にも知られることになり、二人の恋は今なお語り継がれています。
飛田新地「鯛(たい)よし百番」
風情ある木造旅館が並ぶ大阪市西成区の「飛田新地(とびたしんち)」。大正ロマン建築が見られるとあって、最近では外国人観光客の姿も目立ちます。もともとは花街で、昭和初期に200軒を超える妓楼がありました。現在は料亭として営業していますが、写真撮影はなぜか厳禁。そのなかで唯一、撮影ができる建物が、写真の料亭「鯛(たい)よし百番」。大正ロマンを感じながら「ちゃんこ鍋」「鯛ちり」「すき焼き」などの料理を楽しむことができます。
大阪城
戦国最後の武将、真田幸村が活躍した大阪城。16世紀末に豊臣秀吉が15年かけて築いた大坂城の遺構は、ほとんど埋没しています。内堀にそびえる壮大な石垣は、徳川幕府によって新たに築かれた石垣。
天守閣は1931年に再建され、平成の大修理で豊臣時代と徳川時代をミックスさせた特別デザイン。しかも鉄筋コンクリート造でエレベーター付き。外見の古さに比べて、エレベーター付きのハイテク博物館というギャップが、外国人観光客にも新鮮な魅力となっています。しかし、大阪人には、巨大な城に、巨大なエレベーターがあっても、ええんとちゃうのん。
大阪を代表する3つの芸術タワー!通天閣
最後に、大阪のシンボルとなるタワーをご紹介しましょう。大阪の超人気観光スポット「通天閣」。幸運の神様「ビリケン」が展望台にまつられています。もともとは1912年(明治45年)の開業当時に、世界的に流行していたビリケン像を安置したのがきっかけ。初代通天閣は、パリの凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたデザイン。戦争中に解体されましたが、1956年に再建。映画「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」「(秘)色情めす市場」にも登場しています。
太陽の塔
芸術家の岡本太郎が制作した偉大な芸術作品「太陽の塔」。1970に大阪で開催された大阪万博のシンボルとなるタワーです。奇抜な顔や姿のモデルは、太郎氏が飼っていたカラス。「太陽の塔」には幾つもの「顔」があります。1つが最上部にある「黄金の顔」(未来の顔)、正面の胴体部にある「太陽の顔」(現在の顔)、背面に描かれた「黒い太陽」(過去の顔)。さらに、地下には、“太古の太陽”と呼ばれる4つめの「顔」がありますが、どこかへ紛失し、今も行方不明。
大平和祈念塔( PLの塔)
もう一つ、大阪南部には芸術のタワーがそびえています。人差し指が天に向かって、伸びているようなデザインの「大平和祈念塔」。まさに大阪のガウディ建築。民族や国家、宗派を超えて、歴史上のあらゆる戦没者の霊を鎮魂し、世界人類の永遠の平和を祈願するため、パーフェクトリバティー教団(PL教団)が1970年に建立しました。高校野球の強豪校PL学園で有名ですが、毎年8月1日に行われる「PL花火芸術」は10万発以上の花火が打ち上げられ、日本一の規模。
ここは観光スポットではありません。慰霊塔です。参拝される方は、2階の祭壇まで行くことができ、祈りを捧げることができます。
外国人観光客に一番人気「難波・道頓堀」
日本橋、黒門市場、新世界(通天閣)も徒歩圏
大阪で外国人観光客が一番多く集まる観光スポットは、USJや梅田スカイビル、大阪城ではなく、難波の道頓堀。関西新空港からワンストップで行ける手軽な観光地です。電気街の日本橋に近く、ここは日本アニメの聖地。裏難波の「味園ビル」など、日本のサブカルも楽しむことができます。外国人客に限らず、安いホテルやレストランが多いのも魅力的。
難波は黒門市場も近く、さらに通天閣のあるディープなスポット「新世界」も徒歩圏内という便利さ。安くて、おいしい店をお探しなら、難波~日本橋の間にある「裏難波」がおすすめです。
なお、本文でご紹介した大阪の観光スポットの詳細については別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
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