給料・募集は?元キャストが告白!東京ディズニーランド裏話
給料・募集は?元キャストが告白
東京ディズニーランド裏話
東京ディズニーランド&ディスニーシーのキャストはあこがれ!
かわいいコスチュームに、夢の国の住人ならではの素敵な名セリフ。
キャストの数は約2万人。
そんなディズニーのキャストの給料や募集、裏話などをご紹介します。
※コロナ感染で休園や混雑の緩和、入場制限などはありますが、清掃や消毒など、感染者対策をしっかり行っています。
85%がアルバイト
東京ディズニーリゾート(TDR)。運営会社のオリエンタルランドの従業員は、社員が約3400人に対し、アルバイトなどの準社員が約2万人。
東京ディズニーランド&ディズニーシーで働く約85%が準社員(アルバイト)なのだ。
かなりキツイ労働であり、それに見合うだけの賃金をもらえているわけではない。しかし、それでも人気なのは、お金には代えられない貴重な体験が得られるからだ。
学生から、社会人のアルバイトが増加、新たなトラブル発生
これまでキャストのほとんどは、大学生のアルバイトだった。
しかし、長引く経済不況や、恋愛や結婚の挫折、会社での人間関係の挫折などにより、社会人体験を経て、20代後半から30代、40代でキャストになる人も急増している。
そのため、これまでになかったトラブルが発生することになった。
ディズニーでの学生のバイトは、社会に出るまでのモラトリアムのようなもので、賃金に対する不満を言う人はいない。そんな人は、もっと割のいい仕事を求めている。
しかし、社会人を体験してディズニーランドに来た人は、「生活のため」「生きるため」の要素が強く、無理して働き、身体を壊したと裁判闘争する人も出てきた。
ディズニーランドの元キャストとしては、まったく考えられないことだ。
お金にかえられない魅力、それがディズニーのキャスト
なぜなら、これは研修の時に学んだことが、ディズニーリゾートのキャストとは、「魔法使いの弟子」であり、そんな弟子のブンザイで給料をもらうこと自体がおかしいからだ。私は中年でディズニーリゾートのキャストを体験したが、仕事がなかったことに加えて、新たな生き方を模索したいと考えて応募し、そして採用された。
お金にかえられない魅力が、ディズニーのキャストだ。
具体的に言えば、キャバクラや風俗嬢に、ディズニーの現役キャストであることを告げると、とても驚かれ、尊敬のまなざしで見られた。
キャストになればモテる
一流大学や一流企業の男よりも、ディズニーランドの現役キャストの方が、女にモテた。
大阪の今宮戎の福娘をやれば、就職に有利になり、女優やアナウンサーになった女性も多い。女優の藤原紀香さんがそう。
特に男性で、しかも中年の男性がキャストを新人でやるなんて、ほとんどあり得ないので、とくに珍しがられた。
また、職場(ディズニー)に行ったら、みんな若くて可愛い女の子ばかりだったので、お金を払わなくても若くて可愛い女の子たちに囲まれて幸せだった。ピュアで可愛く、「職場の同僚」というだけの理由(恋愛感情も、金銭のやりとりもなし)で、若くて可愛い女性キャストの部屋に行って一緒にお風呂に入って身体を丹念に洗ってもらった。
こんなこと、今までの職場や会社で一度もなかったし、ディズニーランドは本当にすごい国だと、ただ感心するばかりだった。
そんな体験を語ります。
ディズニーのキャストは、むしろ男性におすすめ
かわいいコスチュームに、素敵な名セリフ。ディズニーのキャストになりたいと思う女性は多いのではないでしょうか?
実際に、キャストの多くは女性。
ディズニーには、若くてかわいい女の子のキャストがたくさんいました。
しかし、ディズニーのキャストは、むしろ男性に体験していただきたいお仕事です。
私は男性ですが、ディズニーの体験は、ほんとに貴重でした。
ディズニーでは完全に女性優位の完全社会であり、男性はその片隅で働かせていただいているという感じでした。現実社会を逆から見れたことは、芸術家など創作活動をしている人には大きなプラスになると思います。
子供の世界という、大きな宗教社会
実際の社会が逆転している感じ。だから、「夢の国」なのでしょう。
子供であれば、「泣き止みなさい」「早く大人になりなさい」と言われるのが、この現実社会。
しかし、ディズニーは、いくつになっても、「子供のままでいること」が正解。
ディズニーは、子供の世界という、大きな宗教社会です。
天理教は、一つの街を、「天理市」としてしまっていますが、ディズニーも同じ。
現実社会に傷つき、違和感を持ち、そうした者たちが集まって国や街を作り、仕事にしてしまい、世界を圧倒するブランドにまで成長させてしまった。
アルバイトであっても、ディズニーの現役キャストというのは、誇り高く、生きていること、生活の励みにもなります。
学生のバイトでディスニーのキャストをやるべき
男性にしても、女性にしても、学生のバイトはとても楽しそう。
もうすぐ社会人になって、大学も夢の国も去らなければならない。
「終わり」が見えているので、切なく悲しく、ゴールに向かって全力で駆け抜けることができる。
ディズニーのキャストは、あくまでも一時的な副業であり、それを本業としてしまったために不幸なことがたくさん起こっています。それが今の姿。
お金のためではない。ゲストがハッピーになるために
何よりも、お金のために働くのではなく、夢のために、ゲストがハッピーに感じてもらうために、生きるという、モチベーションが大切。
社会人になってキャストをするのはつらい。
終わりが見えない。
ディズニーでの仕事が長くなるほど、年齢を経て、だんだん一般的な就職は不利になる。学生ならいいが、30歳を超えて、何のスキルもなく、いくら笑顔で親切で接客ができるといっても、大卒のフレッシュな新人と同じレベルだし、それなら新人の方が向いている。
30過ぎてキャストをやるのはつらい
30代になれば、女性であれば管理職になっている年齢であり、すでに約10年の開きが出てくる。
で、不安を感じつつも、ディズニーは楽しいし、仲間もいる。
けれど、当然、体力は低下し、重労働が重なり、からだをつぶして辞めて行く人がほとんど。
女性であることのわずらわしさも
また、キャストの多くは女性。
女性は、見た目には表面上は仲いいが、かなりいびつな社会だ。たくさん女性が集まれば自然に派閥ができる。
ディズニーでも、お人形のように可愛くて、元アイドルで、現AV女優の三上悠亜みたいに可愛くて綺麗な女の子で、しかも能力が高ければ、女性からあこがれの的。
けれど、容姿が良くなく、平凡、もしくは能力が劣る女子(たとえばカメラの操作など)は、あからさまなイジメはないが、距離を置かれ、疎外感、孤立感、孤独感を深め、いつの間にか消えている女の子も多かった。
われわれ男性キャストは、そんな女の子たちを慰め、盛り上げ、はげましていたが、ディズニーは完全に女社会なので、彼女たちは去って行った。
キャストがディズニーを去る時、お別れ会や、ひとこと挨拶があるが、何もないまま、ひっそりいなくなっているキャストも少なくない。
どこの職場も恋愛もそうだが、楽しいことばかりではない。むしろ、つらいことの方が多いかもしれない。
キャスト体験は次のステップアップ
どこの職場も同じだが、長くいるとろくなことはない。恋愛とよく似ている。
恋愛と同じ。いつまでも付き合っていたら相手の欠点が見えてきて、激しく憎み、怨み、苦しむ。
確かにずっと結婚してもラブラブで、80歳になってもラブラブカップルもいるが、そんなものは日本国においてはまったく稀有だ。
確かに長くキャストを務めて、正社員となり、キャストを指導する立場の人にまでこぎつけた人がいるが、たぶん東大に入るよりも難関だろう。
だから、ディズニーのキャストは学生だったらやるべきだが、社会人になって、ほんの気分転換、お小遣い稼ぎ、改めての人生勉強、次なるステップアップのためのモラトリアム期間ならいいが、「仕事」としてかかわってはいけない、というのが私のディズニーにおけるキャスト体験だ。
人生って何だろう?何のために生きてきた?
振り返って、思う。
学生時代って、何だったのだろう。
くだらない飲み会で騒ぎ、カネと時間を浪費し、その場しのぎの、場当たりの薄っぺらな人間関係。
後になって、何も残らない。それは社会人になって、いっそう濃くなった。
バイトもそう。
カネは必要。
でも、若い貴重な時間と、わずかばかりの強制労働と引き換えにして、何も得るものはない。
しかし、ディズニーは違う。
お金だけではない、学生生活とは別の楽しいことがある。
学生というのは、利害関係なしで、全力で仕事や恋愛を楽しめることが、最大の特権だ。
社会人になったら、付き合うことにしても、結婚相手にふさわしいとか、そんな利害打算で付き合う。
学園祭もそうだった。
お金儲けではない、仲間とともに楽しいからやった。
ディズニーも同じ。
社会人になって、ディズニーのキャストをやるのは、生活のため。
ディズニーのキャストは、あくまでも「楽しむ」ためにやらなければ悲惨だ。
リストラされた中年男性がキャストに
私と同期の中年男性は、奥さんと幼い子供がいて、リストラに遭い、仕事がなくてディズニーにやってきた。
しかし、これまでの環境と全く違う。
自分より、20歳以上も年下の女の子から、オンステージでゲストの前で何度もやりなおしをさせられ、普通のサラリーマン男性であれば、すごく屈辱だったと思う。
いつの間にか、彼はやめていた。
私はいくつになっても、ガールズバー通いの志村けんみたいに18歳くらいの年齢の若い女の子とつきあっているから、それも有名なAV女優だった。かなり特殊だった。だから、ディズニーの世界でも、中年のおっさんでもすぐに柔軟に対応し、楽しむことができた。
2万人いるなかのキャストの中でも、私はかなり特殊だった。
わからなかったら、にゃんにゃん言ったら、すごく偉そうな20歳くらいの先輩キャストも優しく教えてくれた。
不思議だ。
年齢で言えば、娘と父親。けれど、先輩と後輩。
帰りの電車では、私は背広姿の中年男性。彼女は制服姿の女子高生。
でもパーク外でも先輩、後輩だから、私は彼女に敬語を使っていたし、でもすごく仲がいい。
まわりのおっさんや若いOLは、いったいこいつらはどんな関係なのだろう、親子でもないし、パパ活でも、風俗嬢と客との関係でもない、とすごく不思議な目で見ていたのが、とてもゆかいだった。それは、彼女も同じ。
ディズニーには、社会全般の既成概念は通用しないし、そんなばかばかしいことにこだわっている者は通用しない。でもキャストをやれば、変われる人は簡単に変われる。たぶん、魔法がかかっているのだろう。
私は子供よりも、すごく素直なので、ディズニーのキャストはすぐに馴染んだし、すごく楽しかった。
ディズニーランドのキャストが素晴らしい理由
「ゲスト(パークに遊びに来るお客さん)にハピネスをお届けすること」。これができるキャストが一番偉いのです。
当然、マニュアルはありますが、これに違反しても、ゲストが一番幸せで喜ぶことをすれば、オリエンタルランドの社員や社長よりも、アルバイトの方が偉いし、価値がある。
たとえば、お子様ランチを求めたご夫婦のゲストに、理由を尋ねると、お子様を亡くされ、この日が誕生日のこと。
そこで、レストランのキャストは、ご夫婦を特別の部屋に案内し、2つの椅子と、子供用の椅子をそろえ、3人分のお子様ランチをご用意したのは有名な話し。ディズニーでは、お子様ランチは子供しか食べることができません。しかし、キャストは誰にも相談せず、自分がいいと思ったことを実行し、それが伝説の夢の話しになりました。
その人がどう幸せに感じるか。それは、人それぞれに違います。自分がいいと思ったことができる。そして、それが確実に相手に幸福に感じてもらえる。
私はマニュアル通りにするのが大嫌いなので、これは自由で楽しかったです。
こんな仕事は今まで体験したことがありません。
東大震災の時は、危ないからと言って、棚から巨大で高価なぬいぐるみを取り出して、ゲストにただであげて、防空頭巾のようにして、「これで頭を守ってください」と行動を起こしたキャストがいるが、べつに問題ない。
こんなこと、世界のなかで許されるのは、ディズニーだけだろう。
お金で済むならいくらでも弁償。でも思い出はお金で買えない
ディズニーではキャストが、ゲストのカメラを借りて写真を撮ることはたくさんありますが、絶対にカメラを落としてはならないと厳しく言われます。
「カメラなら何十万円でも出して弁償します。しかし、そこに写っている思い出が消えればお金では償いできないのです」
これは、ポーズではなく、本当に心から、そう思っているのです。
これまでの会社では、なにかあったらすぐ弁償でした。パソコンにお茶をこぼしたら弁償(誰かが勝手にお茶の入ったコップを置き、おれはそれに気が付かなかった。でも会社は弁償と言ってくる)。が、ディズニーはお金で解決できるならいくらでも出す。
お金で解決できない、「思い出を無くしてしまったこと」に対し、真剣に怒り、そこに深い愛情が感じられ、それまでそんなにディズニーは好きではなかったけれど、本当に素晴らしい夢の国だと思いました。
ディズニーのキャスト募集、応募方法は
ネットで応募
ディズニーのキャストになるのは簡単!
東京ディズニーリゾートのキャスティングページを開き、名前や生年月日、メールアドレスを記入して事前登録を行います。
自分の受信メールに登録フォームのURLが送られてくるので、登録を完了すれば応募は完了。
その後、キャスティングセンターから、面接の日時と場所がメールで届くので、指定された日時に行きます。ちなみに、事前登録のアドレスはこちら。
事前登録、東京ディズニーリゾート
ディズニーキャストの面接
面接の場所は、オリエンタルランドの本社。自分の場合は、お客さんとの応接ルームでした。そこは大きなホールに、いくつものブースが区切られていて、私は新聞記者をしていたこともあったのですが、マスコミ対応にも使っているブースが面接の場所。面接官と、1対1の面接でした。
私は中年でキャストに応募しましたが、それまで粗末な会議室で集団で集められ、簡単な質問をして落とされるというのをたくさん体験し、しかもその結果報告もないひどい状況でした。
しかし、ディズニーでは、アルバイトの面接に、マスコミと同じ待遇で面接してくれたことがとても印象に残り、ここで働きたいという思いを強くしました。
ディズニーキャストの面接内容・質問
一般的な面接と同じです。
・今までの経歴
・志望動機
・パークにはよく来場するか
など
採用のポイントは?
採用されるポイントとしては、学力の優秀性よりも、自分のオリジナル性です。
自分の場合は、新聞記者をしていて、阪神・淡路大震災で誰よりも早く現場に到着し、写真撮影・取材をするとともに、火災がまわるなか、被災者を瓦礫の中から救出したことを語りました。
この話をすれば、ほとんどの会社の面接で落とされましたが、ディズニーだけは採用してくれましした。
志望動機
また、志望動機については
自分はたくさんの会社を経験し、自分が社会にいかに合わないということがわかったので、たくさん深く傷つき、しかし、それなら非現実の世界なら生きていけるのではないかと思い、ここに参りました、と正直な気持ちを言いました。
普通の会社ならアウトですが、ディズニーは拾ってくれました。
自分をごまかすことなく、等身大の自分を受け入れてくれた。それが、私にとっても喜びだったし、ディズニーが求める人材にも適合していました。
好きなキャラクターは?
好きなキャラクターを尋ねられ、私は思わず、「キティーちゃん」と言いました。面接官は、当然、ディズニーのどのキャラクターが好きですかと尋ねたのでしょうが、これも私が素直に思っていることであり、実際にサンリオにも取材したことがあり、キティーちゃんがどう凄いのかを語りました。
トヨタの面接で、日産のフェラリーZがいかに優れているのかを得意になって話しているのと同じ。これも、普通の会社ならアウトですが、ディズニーは採用。
これはすごい、と後で思いました。ディズニー好きだけではない、違う価値観の者も採用する、許容量の大きさ。これが成長の原動力なのでしょう。さすが、戦艦大和を簡単に沈めた国、アメリカだと思いました。
年齢に不利はある?
私が一番心配したのは、すでに中高年という年齢。
私は感覚が若く、付き合っている女性も20歳以上離れていて、女子高生というのも珍しくなく、感覚は問題ないと思っていましたが、それまでの会社面接で障害となっているのが年齢。
これについて尋ねると、面接官が言いました。
「ディズニーは街です。いろんな年齢、いろんな国の人がいます」
これも、素晴らしいと思いました。
私はそれまで履歴書で年齢を5歳くらいサバを読んで面接していたのですが、自分を偽るのを辞めました。
会社でひどいイジメに遭い、しかし中高年になって仕事はなく、自殺しなきゃならないと思っていただけに、ディズニーは命の恩人のような存在。
実際にキャストになった人にも、ひどい不良で高校を中退した十代の若い女の子もいましたが、ものすごく熱意をもってキャストをしていましたね。ディズニーだけは、自分の良さを見てくれ、そしてわかってくれた。だから、期待以上にこたえるため、猛烈に熱心にやる。
そんな原石を探すのが、ディズニーの凄さです。
ディズニーキャストの種類
かわいいコスチューム。服装がかわいくてキャストになりたい方は多いのではないでしょうか?
確かに、ディズニーのかわいいコスチュームを着れば気持ちが引き締まり、夢の国のキャストという自覚を持ち、エンジンがかかります。
会社でも、こんなかわいいコスチュームを着ればいいのに。
満員電車のなか、とても息苦しいですが、まるで熱帯魚のようなひらひらとしたコスチュームを着たサラリーマンやOLが増えれば、それだけで苦痛な通勤でも楽しくなれるのに。
キャスト時代はいつもそう思っていました。
ディズニーでは、大きな夢の舞台をつくるのがキャスト。一人ひとりに役柄が与えられているので、モチベーションが高いです。
キャストは大きく分けて、「舞台表(オンステージ)」と「舞台裏(バックステージ)」で働くキャストに分かれます。
舞台裏のキャストは、ゲストと接触しない「非接触」に分けられますが、キャストとは接触しており、キャストへの細やかな気配りがあり、たいへん励みになります。
キャストを支える人たち。舞台裏のキャストたちはその誇りを持ち、日々、私たちキャストに温かな笑顔で接してくれました。かなり勇気と元気をいつももらいました。ああ、こんなふうにゲストに接しなきゃ、と思いました。
【接客(オンステージ)】
・アトラクションキャスト(アトラクション案内)
・カストーディアルキャスト(パーク内のお掃除係)
・インフォメーションキャスト(電話の総合案内)
・ガイドツアーキャスト(ツアーゲストの案内)
・ゲストコントロールキャスト(鑑賞エリアのコントロール)
・ゲストリレーションキャスト(総合案内所での案内)
・ショーキャスト(キャラクターやショーのサポート)
・セキュリティオフィサー(ゲストとパークの安全を守る仕事)
・パーキングロットキャスト(車の誘導)
・フードサービスキャスト(飲食施設での接客)
・マーチャンダイズキャスト(パーク内のお土産店での仕事)
・マーチャンダイズホテルキャスト(ホテル内のお土産店の仕事)
・ワールドバザールキャスト(パークエントランスでの仕事)
※一番花形は、ショーキャスト。特にミッキーはかなりの高度な技術が求められます。しかし、まったくの素人からこれだけやれる人もいるので、芸能界でデビューするよりも、ディズニーのショーダンサーになる方が、なれる確率が高く、仕事として長続きします。
※続いて人気なのが、アトラクションキャスト。基本的に「未来の国」と「過去の国」に分かれ、未来のキャストは過去へ、過去のキャストは未来に行くことができません。
カメラマンのように、自由自在にそれぞれのエリアに行けるキャストもいます。
華やかでかわいいコスチュームに憧れる女性は多いと思います。
【非接客(バックステージ)】
・カリナリーキャスト(キッチンスタッフ)
・クラークキャスト(事務仕事)
・ショーイシューキャスト(衣装の管理と衣装の貸し出しを担当)
・ショーサービスキャスト(ショーの出演者の移動用バスドライバー)
・ショーサービスキャスト2(水上のショーを支える船舶ドライバー)
・テラーキャスト(パークの銀行役)
・ディズリビューションキャスト(倉庫管理や配送お仕事)
・ファイヤーキャスト(閉園後のセキュリティスタッフ)
・メンテナンスキャスト(蒸気機関車のメンテナンス、ボイラー技士免許を取れば運転も可能)
要するにレストランの厨房、クリーニング店、運転手、ガードマンですが、一般的なアルバイトよりは時給が高く、何よりもおもしろくて楽しい。
普通にガードマンをするのであれば、ディズニーの方が遥かに楽しいですね。
ディズニーキャストの給料
これは公表されているので、公にしても問題ないと思います。
基本時給は1000円~1450円。
一番給料が高いのはナースキャスト(看護師)で、基本給料が1450円。
時間帯やキャリアによっても変わってきます。
早朝手当や深夜手当で給料がアップ。
さらに正月や大晦日などは、大幅なアップとなります。
ディズニー独自!コスチューム手当も
多くの方は語っていませんが、このほかにコスチューム手当というのがあります。
最寄り駅のJR舞浜駅から、オリエンタルランドの本社入り口まで歩いて約10分。
身分証明書を見せてゲートを入り、本社でコスチュームに着替え(約20分)、パークの外周をまわるキャスト専用のバスに乗って、それぞれの事務所に行き(約10分)、朝礼や連絡事項などスタンバイを行います。
JR舞浜駅を出て、事務所に行くまで、約40分以上。ぎりぎりに行くと、気持ちが落ち着かないので、私はいつも90分以上前、時には2時間前から入っていましたが(現実から夢の世界へと移行するために気持ちを落ち着かせるため)、こうした時給に換算できない部分もディズニーでは補助してもらえます。
親からの仕送りがある、学生のバイトであればいいかもしれませんが、社会人で賃貸住宅を借り、友人との交際費などを考えると、とてもやっていけません。
男性であれば車も欲しいですが、そんなもの無理。
でも給料が安くても、キャストになれば楽しい。
近くの舞浜には“キャストが住む”街も
ディズニーリゾートがあるのは千葉県浦安市。浦安は住宅事情が良く、高級マンションもあれば安い木造住宅もあり、浦安市で暮らしているキャストも多くいます。
キャストが多く住んでいるため、我々は内輪で“キャスト通り”と呼んでいる住宅エリアもあります。
仕事に慣れてきて、仲間だと認めてもらえるようになると、月に1回はかならずキャストの誕生日があるので、仕事が終わればスーパーで食料や酒、ワインなどを買い、浦安の木造アパートに住むキャストの家にみんなで押しかけ、朝までどんちゃん騒ぎ。次の朝は、みんなでディズニーに行くといった感じ。
まるで学生時代のノリ。これは私には楽しかった。
20代後半から、30代のキャストたちが集まり、私のようなおじさんも仲間に入れてくれた。
みんなどこかで陰を背負い、ひとりぼっちの者が多く、でも友達がいなくてもディズニーが職場で、ディズニーの仲間が友だち。
それはまるで大きな宗教のようでした。
魔法の国の住民
実際に宗教です。
男女が狭い部屋で雑魚寝しますが、乱交パーティといったようなものはなく、心ではそうした願望もありましたが、ちゃんとルールを守り、そのあたりはディズニーのキャストとしての秩序があり、実に健全な仲間関係でした(でもそれは実は不健全かも。性欲を排除した、いびつなファンタジーがディズニーであると私は考えている。人間であれば性欲を持つのは当たり前。それをそごうとしている高校時代の異様に熱心な部活と同じに思えてならない)。
結婚や恋愛したけれど、深く傷つき、もう恋愛したくないといった女性も多く、そうした心に傷を持つ女性キャストと一晩を過ごし、肉体関係を持たず、朝まで過ごし、それは学生時代ぶり久しぶりのことなので、とても新鮮な気持ちになりました。
そうしたら、女性キャストも安心してくれて、私を部屋に誘って、食事を作ってくれたり、一緒にお風呂に入って身体を洗ってくれたりしたのですが、それ以上は進まず、だからいい関係を保つことができました。
これも魔法の国の住民。
高校生もキャストになれる
一方、高校生もディズニーキャストになれます。キャストとして仕事を始められるのは高校生から。
・フードサービスキャスト
・マーチャンダイズキャスト
といったキャストの仕事があり、飲食の接客と販売の接客をします。
高校生がキャストになるためには、学校と保護者の許可が必要。アルバイトは土日のみか、土日どちらかと平日に何回か入る勤務シフトで選ぶことができます。
18才以下のキャストは(18才に達した後、最初の3月31日まで)は時給940円以上、トレーニング期間中は930円以上。
時給、1000円は、「高い?」「安い?」
また、一般のキャストでも、入社後、トレーニング期間中(原則2ヵ月間)は時給はマイナス70円。
ただ、キャストの体験をした者としては、時給1000円程度でスーパーマン以上の能力と体力が求められ、長くいると身体をつぶすのはあたりまえ。
私は中年でしたが、過労と疲労のため、いつも激しい下痢に襲われました。
正露丸を普通であれば3個飲めば下痢が止まりますが、10個飲んでも、20個飲んでも下痢が止まらない。
30個飲んでようやく下痢が止まり、それで毎朝、パークへと出勤していました。
長くやれば身体がつぶれるのはあたりまえ。
若いころ、20歳前後の仕事であり、25歳を過ぎ、30代の人がいつまでもやる仕事ではありません。
そのため、このような悲劇が起きています。
新型コロナウイルスで、「夢の国」での仕事が激変
新型コロナウイルスで、「夢の国」の仕事が激減。キャストたちは、「夢だけでは生きていけない」ということを痛感した。
東京ディズニーリゾートは、東京ディズニーランド&東京ディズニーシーについて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府の自粛要請に従う形で、2020年2月29日から3月15日まで臨時休園となった。
キャストたちには、それまで働いていた月給の6割は保障しますという休業補償のメールが届いた。
確かに生活は厳しくなるが、働かなくてもそれまでの月給の6割を負担するというのは、さすが世界の大企業だと思った。
その後、3月15日までだった休園は6月末まで延長。休業補償は3月から9月末まで、通常勤務時の8割まで引き上げられた。
7月1日から営業が再開されたが、入場者数は1日1万5000人程度に抑えられ、出演者の労働時間も大きく削られた。
9月には、オリエンタルランドは、ダンサーやキャラクター出演者などキャストに対し、三つの選択肢を提示した。
・契約は継続するが、契約満了日の2021年3月末までとし、労働時間は短縮
・準社員(アルバイト)として再入社し、販売や窓口などへ職種転換。
・退職支援金80万円を受給し、9月末での退職
経済アナリストによれば、オリエンタルランドは約3000億円の現金および預金残高もあり、1年間客がゼロでもやっていける、という優良な財務体質だが、アルバイトには厳しい選択を突き付けた。
夢は、あくまでも夢だ。
ちゃんとした仕事を持ち、生活に余裕があって、遊びに行ける。日の丸弁当を持って江戸川の川べりで無料で過ごすのではなく、ディズニーでは入場料金や飲食、お土産、交通費、宿泊費などが必要となり、そうなれば一人当たり1万から数万円ものお金が必要になる。
余裕がなければ、夢の世界を遊ぶことができない。それは恋愛と同じ。
これまでが異常だったのだ。
一方、こんなことも。
「過重労働」「パワハラ」裁判
オリエンタルランドの社員による「過重労働」「パワハラ」裁判の第一回公判が、2018年11月13日に千葉地方裁判所で行われた。
東京ディズニーランドでキャラクター出演者として働いていた女性契約社員人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したとして、オリエンタルランドの安全配慮義務違反を訴えた裁判だ。
原告によると、10~30キロあるキャラクターの衣装を着て、ショーやパレードなどに出演し、神経などを圧迫される「胸郭出口症候群」を発症。当初、オリエンタルランド会社は労災申請を渋り、休業補償もない対応を行っていたが、会社は労災を申請。労働組合は会社側の安全配慮義務違反を提訴した。
その後、訴えを起こした女性キャストは復職したが、仕事に行くことができなくなり、今年3月の第二回公判では、「パワハラを受けた」と追加提訴した。
女性キャストは、「反応性うつ状態」を発症。同期たちから、「悪いことをした」などの怒りをぶつけられ、「謝罪がないことがおかしい」などと責められたという。職場復帰の際、周囲のスタッフの反応はひどく冷たいものだったそうだ。
ディズニーランド&シーは、お金を稼ぐ場所ではなく、魔法使いになるための修行の場。ディズニーのキャストを本業としてはならない、というのが私の考え方だ。
実際に大阪で事務系のOLをやって、夜行バスを使って土日に働いている30代の女性キャストもいた。
恋愛せず、友だちも作らず、ディズニーが恋人であり、友だち。
だからこそ、彼女はちゃんとした本業を持ち、ディズニーのキャストを務めていた。
若ければいいが、25歳を過ぎ、30歳近くになって、10~30キロあるキャラクターの衣装を毎日着て、ショーやパレードなどに出演すれば、身体だけでなく、神経もすり減らし、精神的にも肉体的にも破壊されるのは当たり前。
ディズニーでは、自分自身の意思によって勤務シフトを入れることができる。
原告は、健康悪化はオリエンタルランドのせいにしているが、自分で自分の能力を管理できない自分自身にある。
自分の体に負担がかからないようにシフトを減らし、ディズニー以外で「生きる」手段を持つべきだ。
ディズニーは楽しかった。だが、毎朝、正露丸を30個飲んでいたら確実に大腸がんになると思った。
これ以上、キャストをやったらディズニーを恨むことになる
ほかにも理由はあるが、これ以上、キャストをやったらディズニーを恨むことになる。恋愛と同じ。
いいところで引き返し、きれいな思い出を残そう。そう思い、キャストをいったんやめた。すごくさみしかった。すぐにでも復帰したかった。
私は在籍しているので、いつでも復帰できるが、あの過酷な労働を体験し、ある程度時間が過ぎたら、やりたいという気持ちがもう起こらない。
元キャスト ディズニーランド裏話
かわいいコスチューム
「夢の国」に出勤すると、コスチュームに着替えます。
採用が決まれば採寸し、自分のサイズに合ったオリジナルのコスチュームをつくってもらえます。
コスチュームはロッカーに入っていますが、汚れた場合は、クリーニング屋さんみたいな場所があり、ここで新しい服と取り替えます。
自分で持ち帰って洗うことはありません。
カリブの海賊の裏側、バックステージに巨大なビルがあり、ここにキャストのロッカールームがあります。
シャワールームも完備されているので、朝シャワーを浴びたり、帰りがけに使えば家に帰ってお風呂に入る必要はなく、一人暮らしで賃貸住宅に住んでいるキャストにとっては、ただでシャワーを浴び、3食ともディズニーの社員食堂で食べればずいぶんとコストを削減することができます。ちなみに、カレーライスは300円ほど。
さらに散髪もあり、1000円でカットできます。
ディズニーのキャスト同士の恋愛事情
たとえばダンサーたちは、キャストたちのあこがれの的。わざわざ休日にお金を払ってディズニーに来園し、お気に入りのダンサーのおっかけをするキャストもいらっしゃいます。
このあたりは、普通のゲストと同じ。
確かにディズニーには、かっこいいお兄さんや、かわいいお姉さんが多いです。多くは学生たちのアルバイト。
お兄さんたちには、慶応、上智、青学など高学歴の学生も多く、キャストが借り休憩を行うブレイクエリアでは出会いが豊富。
話が弾んでメール交換や待ち合わせをして付き合う、という方も多いです。
でも男の目から見て、背が高くて笑顔が爽やかでカッコいいお兄さんでも普通の人間。私とはいつもエロ話ばかりしていて、このあたりは普通の男です。
だから、憧れてつきあっても、幻滅して別れる方も多く、このあたりは普通の恋愛と同じ。女性も同じではないでしょうか?
学生のバイトなら恋愛もいいでしょうが、社会人で働くとなれば恋愛はちょっと。
これは、そこらへんにある一般的な職場恋愛と同じ。
うまくいけばいいですが、もしこじれて別れたなら、どちらか一方が辞めることになるし、いつまでもうわさ話に引きずられます。
私と仲の良かった、男性トレーナーが、本命の女性キャストがいたけれど、彼女はすごく美人ではなく恋愛体質出なかったので、それほど好きでなかったキャストと関係を持ち、でも好きになれず、結果的に「遊んで捨てた」ということになり、こうしたことはすぐに発覚するので、女性キャストたちの格好の餌食。
ついに彼は、ディズニーにいられなくなりました。たいへん優秀な方なのに、非常にもったいない。
なので、大人でキャストであれば、つきあってもセックスは持ち込まない方が無難。
短期間で辞める人であればいいですが、ある程度の期間、ディズニーで働くなら、性関係はパーク外で持った方が良いでしょう。
ゲストと恋愛関係になる?
これはあるのですよ。
私の場合、パッと見て、なんとなく惹かれあう、というのがよくありました。
私は中年のおやじ。
相手は女子高生。
普通ならありえないですが、ディズニーは魔法の国。
女の子は同年代の男よりも、私みたいに20年くらい以上の男に惹かれることもあり、しかも相手はディズニーのキャスト。
不思議なもので、毎日、何百人、毎月、何千人というゲストに会ってますが、なぜかピピピッと、この人という出会いがあり、同時に向こうも敏感に感じているから不思議。
ディズニーのキャストもゲストも霊感的な体質があるので、引き寄せる何かがあるのでしょう。
ちなみに、私は仕事中、本物の幽霊にたくさんパーク内で出会い、とても不思議な体験をしています。そんなキャストも多いし、そうした者同士で惹かれ合うこともあります。
私は霊感が強烈に強い女性と付き合うことが多く、そうした方とは一般的に出会うことはないのですが、ディズニーではたくさん出会いました。
最近では教師と、女子高生が性的関係を持っても、映画を観たり、デートした期間がある程度あれば、「恋愛関係があった」と見なされ、裁判で訴えられても、犯罪にならないケースが増えています。
相手が女子高生であっても、べつに自分は教師ではないし、ちゃんと付き合えば問題ないのでは。
キャラクターはキャストにも優しい!
キャストたちはバックステージの事務所から、パーク内へと入りますが、キャストたちも同じです。
ミッキーやプーさん、ミニーちゃんは、私たちキャストを見れば、ゲストと同じように手を振ってくれます。
私は靴ひもを直すためにうずくまり、何か頭の上の方で巨大な隕石のような威圧感を感じたので、驚いて見あげると、でかい顔が。
ミニーちゃんでした。
当時、私はキャストになりたてて、とても緊張していて怖かったので、ミニーちゃんは気さくに話しかけてくれたのでしょうが、当時の私にそんな余裕はなく、驚いて逃げてしまいました。
ミニーちゃんはたいへん傷ついたと思います。
本当にごめんなさい。
ミッキーが、ディズニーの「社長」
キャラクターたちは、キャラクター専用の移動車で運ばれていきます。
もちろん、ミッキーにもたくさん出会いました。
たぶん、私たちグループだけでしたが、バックステージでミッキーを見ると、「うわー、社長!社長!」と言って、大声で叫んでいました。
ミッキーは楽しそうに大きく手を振ってくれました。
オリエンタルランドの歴代社長は、川﨑千春氏(創業者・初代社長・初代会長)、高橋政知氏(二代目社長・二代目会長)、森光明氏(三代目社長)、加藤康三氏(四代目社長・三代目会長)、加賀見俊夫氏(五代目社長、四代目会長)、福島祥郎氏(六代目社長)、上西京一郎氏(七代目社長・現職)ですが
われわれキャストにとって、もっとも親しみやすい社長は、ミッキーでした。
ディズニーのキャストのNGとは?
これは有名ですが、ゲストの質問に対し、「わかりません」と答えてはいけないのです。しかし、新人であればわからないことがありますよね。
その際は、キャストが携帯している無線を使って応援を頼むのです。
どんな時も、どんなゲストに対して、全力でお応えする、これが基本的な精神です。
しゃがんではだめ
特に東京ディズニーランド&シーでは、何万人という数多くのゲストを入れるため(私は常日ごろから入れすぎだ。少なくせよ、と思っていた)、衝突事故をさけなければなりません。
キャストがしゃがんでしまったら、夢中になって足もとを注意していないゲストとぶつかります。
そのため、カストーディアルは、床が汚れていたら足でふきます。
あいさつは「こんにちは!」が基本。
ディズニーのキャストたちは、「いらっしゃいませ」とは言いません。なぜなら、親しい友達を招き入れることがポリシー。
接客業なのですが、デパートの化粧品売り場の高級そうなお姉さんの、丁寧な完成された言葉遣いよりも、どれだけ相手の心に通じるかが大切。
私は接客が苦手で、話も苦手で、説明もいつも噛んでしまいますが、それがゲストにはとても面白く、ものすごく楽しそうにしていました。
「夢」を壊してはいけない
この文章を書いていること自体、夢を壊していることになるかもしれませんが、どんな質問に対してもユーモアを交え、楽しく夢のあるような回答をしなければなりません。
キャストのマニュアルには「わかりません」と言ってはならない、とだけ記述しているだけですが、どのキャストもたいへん優れた名回答をしています。
最近は都市伝説で関暁夫がばんばんしゃべったり、ネットでもたくさん情報があふれているので裏事情を知っている人も多く、大人が意地悪で質問してくることもありますが、私はアドリブなどぜんぜんできないのにナイスなショットを返すことができました。
これもディズニーのキャストならではのひらめき。直観力。
私自身も、自分にこんな才能があったのか、芸人になれるのではと、驚かされました。
バックステージの撮影はすべてNG
バックステージの撮影は禁止されています。
パーク内にスマホを持ち込むのもNG。
ディズニーは、「夢」を壊してはいけない世界。ゲストにバックステージを見せてはなりません。しかし、東日本大震災の時、ゲストを避難させるために、バックステージを通してゲストを案内しました。
その際、キャストたちはペンライトを持って整列し、ゲストたちに笑顔を送りました。
バックステージを見てがっかりしないように、バックステージでも魔法をかけたのです。
ディズニーのキャストは注意してはいけない。
たとえば、なんばパークスのイルミネーションの写真を三脚使って撮影していたら、20代後半の女から怒鳴られた。
すげえ腹立った。もっと優しく丁寧な言い方ができないものか、とあきれた。
ディズニーであれば、怒ることはしない。
子供が岩に登って危ないと判断したら、たとえ管轄以外であっても気が付いたキャストが「ごめんね~、危ないからね~」と優しく笑顔で言う。
すると、子供たちもなぜか素直に言うことを聞いてしまう。
これも魔法の力なのだろう。
ただたいへん困ったのが中国人。
言葉が通じない。文化がまったく違う。
並ぶのが大嫌いな中国人。
日本人がちゃんと長い時間かけて並んでいても平気で横入りするし、また、自分たち中国人だけが集まって新たなラインを作ったりする。
日本の常識では考えられない。
自分たちの通常の仕事に加えて、こうしたことも目配せしないといけない。
日本人はシャイ。
心ですごく不満に思っても、口でいないから、われわれキャストが行わないといけない。
しかし、中国人観光客の増加で追いつかない。
日本のディズニーランドだから、日本人専用にすべきと本気で思った。
キャストの社員食堂は安い!おいしい!
キャストの社員食堂は、パーク外に3つあります。
・スペース・マウンテンの裏側
・イッツ・ア・スモールワールドの裏側
・ワールドバザールの裏側
私が好きなのは、スペース・マウンテンの裏側の社員食堂。目の前にスペース・マウンテンの白い雄大な姿が見え、とても見晴らしがいい。
未来の国々のキャストたちと一緒に食事をして、本当に未来にいるような感じ。
楽しかったです。
園内からバックステージが見える?
これは本当です。
「ウエスタン・リバー鉄道」からバックステージが見えます。というか、園外をまわるキャスト専用のバスが通るのですが、このバスが踏切の向こうに見えてしまう。
なので、ウエスタン・リバー鉄道が現れるときは、パーク外周道路の信号が赤になり、キャスト専用のバスはストップ。
鉄道から見えないように配慮しているのです。
ディズニーのキャスト体験は就職で有利になる?
就職で有利になる、と思います。特に学生がバイトでやっていたなら、すごく有利。まず面接官と話が弾みます。
弾まない面接官がいる企業であれば、こちらから辞退すべきです。
ディズニーでは徹底した教育があり、そこで通用したことは、ほかの接客業で活かせるからです。
接客としてのマナーだけでなく、人間としての親切心や道徳を学んでいるからです。
キャスト体験は恋愛、婚活にも有利
また、恋愛にも活かせます。
相手の楽しむこと、幸せに感じてもらうことが、自分の最大の歓び。
自分は男ですが、セックスしていて、相手がものすごく満足していたら、それが最大の歓び。
ディズニーのキャストいうのは、おそらく日本では体験できず、評価できない、世界最高峰の接客サービス業。
仕事というのは、人と関わりながら、その満足を得ることがお金になるので、人間関係、仕事を含めて、すべての基礎の基礎でしょう。
ディズニーキャストの裏話、割引きが使える!
ゲストが目にするオンステージではない、裏側のバックステージにも、お土産ショップがあります。
「キャストショップ」と呼ばれるお土産店。
社員割引きで、いろんなグッズを買うことができます。
10%から、80%引きというお得な時も。
ディズニーの商品は常に新しくなっているので、古くなって売れ残ったものをキャストショップで販売されているのです。
キャストとなった思い出に、私は買いましたね。
ディズニーキャストは入れ替わりが激しい?
ディズニーランドを経営するオリエンタルランドはブラック企業だという話は有名ですね。
それは正社員がほとんどいないうえ、あんなにパフォーマンス力を高く求められる職業の割には時給が安く、労働に見合っていないことが理由です。
そしてディズニーキャストの入れ替わりが激しいのもその話に拍車をかけているところでしょう。
ディズニーキャストの名セリフ
カリブの海賊で、小さな女の子が泣いていました。
お母さんの話によると、ミッキーやプーさんが描いてくれたサイン帳を湖に落としてしまったとのこと。
キャストは「探してみますので、帰りに寄ってください」と言いました。
そして、帰りがけに寄ってみると、なんと湖に落としたはずのサイン帳が。
「どうしたのですか?」とお母さん。
キャストは笑顔で答えました。
「マーメイドが届けてくれました」
もちろん、こんなことはマニュアルには書いてありません。
キャストも芸人さんではなく、どちらかというと、おとなしい、クラスでも目立たない、発言も少ないような人柄。
でも魔法の国の舞台に立つと、
こうしたことが、考えなくても、瞬時に思い浮かんでしまうのです。
やっぱり、夢の国。
ゲストも驚きですが、キャストも驚き。
まとめ ディズニーはやっぱり魔法の国!
2万人のキャストがいれば、2万の個性や考え方があり、何が正しくて悪いというものはありません。
ディズニーのキャストでありながら、ディズニーは嫌いだと答えるキャストがいたのも驚きだった。
ディズニーのキャストで万引きした、というのも驚きだった。
芸能人もタレントも女優も、あたりまえだが、「普通の人間」。
国民的な人気アイドルだって、AV女優になったり、枕営業したりしているのも常識。
だからこそ、夢を壊さない、というのがディズニーのキャストの使命。
ディズニーでは、肌の露出が許されていない。パレードでもミニスカートをはいてもタイツを履いている。
だから、子供も安心ということだが、たとえばベトナムなどの国に行けば、6~7歳の男の子が、自分の母親くらいの女性を相手に、外国人の大人の男に向かって女を買わないか、と持ち掛け、金銭のやりとりをしている。
家族で経営しているホテルに行って親しくなれば、母親が自分の娘を買わないか、と誘ってくる。けれど行為が終われば、家族みんなと楽しく食卓を囲み、まるで本当の家族の一員として招かれているような喜びと幸せがあった。
実際に、結婚というのは、こういうものだろう。
私はディズニーのキャストを辞めてすぐに海外に旅に出たが、こうした事実に出会い、ディズニーランドというのは、世の中の矛盾や汚い面を隠すファンタジーランドという気がしてならなかった。
「夢を壊さない」
けれど、夢の国は、何も守ってくれない。救ってもらえるのは、お金を持っている人だけだ。
ただ一つ言えるのは、好きなこと。仕事と思って、お金を得ようと思ってやっても何事においても長続きしないし、不幸だ。
ディズニーのキャストたちは、ゲストの前で笑顔で対応し、心から仕事を楽しんでいる。けれど、現実には精神の病気を持っていて、けれどもオンステージに出れば、人が変わったみたいに元気に笑顔になれる、というキャストもいた。
私もそうだった。人と話をするのが、人の目を見るのが怖かった。
だが、ディズニーという舞台では何のためらいもなく、自らが率先して、どんな困難にもぶち当たることができ、真正面から向き合うことができた。
女と付き合い、結婚して自分の子供を持つより、ゲストをもてなし、子供たちを楽しませ、それが自分の幸福だった。
ディズニーに訪れる女性、子供からお婆さんまで、すべてが自分の彼女、恋人であり、妻
私は、ディズニーに訪れる女性、子供からお婆さんまで、すべてが自分の彼女、恋人であり、妻だと思った。
だから、心から楽しむことができた。
ディズニーを離れた今、私はタイのすべての女が私の恋人であり、妻だと思っている。だから、とても楽しい。
日本人の多くは死ぬ直前に、「もっと自分に素直に生きればよかった」「もっとたくさん素敵な恋をすればよかった」「もっとちゃんと言いたいことを言えばよかった」と、そう後悔しながら死んでゆくものらしい。
ディズニーという夢の国は、規制の価値観を打ち破り、私にまったく想像できない転機を与えてくれ、そしてそれが自分には可能だという、未知の扉を切り開いてくれた。
もうディズニーに戻ることはない。というか、もう体力がもたない。
けれど私の心には、あの時に一緒に過ごした仲間たちの笑顔があり、ゲストの想い出があり、何よりも仕事がなくて自殺しようと思っていた私に突破口を開いてくれた。
ディズニーを去る日、あこがれの女性スタッフにラブレターと香水を渡した。彼女は、われわれを指導する立場で、恐ろしいほどの美女で抜群のプロポーションで、いつも毅然とした態度で、近寄りがたい存在だった。
私は、彼女の指導で一番、力説していた部分を無事にクリアしたことを報告し、あなたに最後に喜んで欲しいからやり遂げた、と報告した。
彼女は最後、素の表情になり、それはとても女性らしく、愛らしくて可愛い笑顔だった。
ディズニーは、命の恩人
それきり会ってもいないし、連絡もしていない。
美しい思い出のままだ。
今でも顔は覚えているが、もう名前は思い出せない。
彼女自体が、私にとっての夢の国、ディズニーランドだった。
単なる「夢」ではなく、私にとって、ディズニーとは、命を救ってくれた、かけがえのない恩人です。
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