MRTを使った行き方がおすすめ!三大寺院巡りなどタイ・バンコク観光名所7選

2024年7月3日

MRTを使った行き方がおすすめ!

三大寺院巡りなどタイ・バンコク観光名所7選

タイ旅行で人気の観光地、バンコク。王道の観光モデルコースといえば、バンコク三大寺院(王宮&ワットプラケオ、ワットポー、ワットアルン)巡り。これまでボートや車でしかアクセスできませんでしたが、MRT(地下鉄)が延伸し、三大寺院すべてがMRTの駅から徒歩圏内となり、観光の所要時間が大幅に短縮。

さらに、タイのインスタ寺院で女子に人気のワットパクナムへも、MRTの新駅から徒歩6~7分で歩いて行くことができます。そこで、MRTを使えば徒歩で行ける、バンコクのおすすめスポットをご紹介。MRTでバンコク観光が大きく変わり、タイ旅行の楽しみ方がグンと増えました。

徒歩約3分!ラチャダー鉄道市場

写真がMRTと呼ばれる、バンコクの地下鉄です。MRTペチャブリ駅は、スワンナプーム国際空港まで結ぶ高速鉄道(エアポートリンク)のマッカサン駅と隣接。

MRTスクンビット駅やシーロム駅、チャトチャックパーク駅(LCC路線のドンムアン国際空港とエアポートバスA1で連絡)などは、BTS(スカイトレイン)と連結しているので、バンコク観光スポットめぐりの足として便利な路線です。

インスタ映えのナイトマーケットで知られる「ラチャダー鉄道市場(Train Night Market Ratchada)」も、MRTで行けば簡単。タイランド・カルチュラル・センター(タイランド文化センター)駅で下車し、3番出口を左に進むと、徒歩約3分でラチャダー鉄道市場へ行くことができます。鉄道市場は、カラフルなテントがぎっしり並び、まるで宝石の海のよう。

ラチャダー鉄道市場は、週末だけでなく、平日を含む17時~25時(飲食店は24時)ごろの時間帯まで開催。グルメや雑貨土産、衣料や化粧品もたくさん。飲食店だけでなく、パブやバーが軒を連ね、生演奏も楽しめるジャズバーも。女性や子連れの家族旅行の方も安心して楽しめます。バンコクの夜遊び&ナイトスポットとしてもおすすめです。

<ラチャダー鉄道市場の基本情報>
住所:Ratchadaphisek Rd, Din Daeng, Bangkok 10400 タイ
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アクセス:MRTタイ文化センター(Thailand Culture Center)駅から徒歩約3分

営業時間: 17:00~01:00(定休日なし)

徒歩約5~6分!ワットポー

写真は、MRTの延伸駅の一つとなる、サナームチャイ駅。「タイで最も美しい駅」とも呼ばれ、高級ホテルのロビーのような豪華さ。すぐ地上には「サイアム博物館」があります。

三大寺院や王宮エリアに行くには、これまでは水上バスやタクシーなどが主な交通手段。しかし、MRTが延伸したことで、アクセスが飛躍的に向上しました。バンコク市内からMRTに乗車し、サナームチャイ駅を利用するのが最も効率的で、観光の所要時間が短縮できるコースです。電車でのアクセスが、海外旅行初心者には安全で安心です。

※サナームチャイ駅(1番出口)からの各観光スポットへの所要時間


▼ワットポー(涅槃仏寺院):約300メートル(徒歩約5~6分)
▼王宮・ワットプラケオ(エメラルド寺院):約850メートル(徒歩約6~7分)
▼ワットアルン(暁の寺):約300メートル歩いてターティアン船着場まで行き、渡し船に乗って対岸へ(徒歩約5~6分+渡し船約2分)

▼カオサン通り:車で約10分
▼パクローン花市場:徒歩約3分

ブルーホエール・マハラート(Blue Whale Maharaj)

MRTサナームチャイ駅の1番出口を出て、「ワットポー」へと向かいましょう。MRTを使えば三大寺院巡りがより効率的になり、観光に余裕ができるので、カフェでくつろいでみてはいかがでしょうか?

ワットポーに行くまでの楽しみ方として、おすすめのカフェは「ブルーホエール・マハラート(Blue Whale Maharaj)」。鮮やかなブルーのラテは、SNS映え抜群。女子に人気のカフェです。

<ブルーホエール・マハラートの基本情報>
住所:394-362 Maha Rat Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
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アクセス:MRTサナームチャイ(Sanam Chai)駅から徒歩約3分

営業時間:10:00~20:00

定休日:木曜日

タイマッサージの総本山 ワットポー(Wat Pho)

写真が「ワットポー(Wat Pho)」。大きな涅槃仏(写真)と、タイマッサージの総本山で知られる寺院です。涅槃仏は、全長46メートル。金色は人々を喜ばせる色。輝きは迷いを除き、願いをかなえるという意味があります。つぶらな瞳は、悟りを開いたブッダ(釈迦)が涅槃に入る直前の寝姿を表現しています。

大仏さまの足の裏は、仏教の世界観を表現した螺鈿(らでん)細工の絵が美しい。煩悩の数と同じ108の図が描かれ、バラモン教から生まれた仏教の宇宙観(モンコイロン ベート)を表したもの。人々が幸福に生きるための真理が示されています。

<ワットポーの基本情報>
住所:2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
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アクセス:MRTサナームチャイ駅から徒歩約5~6分

拝観料金:200バーツ

営業時間:8:00~18:30

徒歩約6~7分!ワットプラケオ(Wat Phra Kaeo)

「ワットポー」を観光したら、次は「王宮&ワットプラケオ(Wat Phra Kaeo)」へ。ワットプラケオに行くまでの楽しみ方としては、ターティアン船着場のお土産店をめぐるのもおすすめ。ワットポーの入り口の向かい側にあり、ワットアルンへの渡し船が出ているのがターティアン船着場です。

エメラルド寺院で知られるワットプラケオ。白壁も美しいので、ターティアン船着場から白壁を眺めながら散策を楽しみましょう。付近にはトゥクトゥク(写真右下)がたくさん待機しているので、さらに時間を短縮したい方はこれを利用するのもおすすめ。ディープなタイの乗り物も体験してはいかがでしょうか?

写真がワットプラケオの入り口。北側に一カ所あるだけなので注意しましょう。MRTサナームチャイ駅(1番出口)からワットプラケオへ直接向かうのであれば徒歩約6~7分。ワットポー(入り口)からであれば多少ぐるりと回らなければならないので、徒歩約5~6分ほどです。しかし、途中の道には屋台や露店が並び、タイ料理やタイ土産も楽しめます。

タイの首都バンコクの歴史は、ラーマ1世がバンコクでチャックリー王朝(タイの現王朝)を開いたことから始まります。初代王が1782年に、居城として築いたのが王宮。敷地内には、王室専用の寺院が集まる場所があり、中心的な寺院が「ワットプラケオ」(写真右の建物)。タイで最も重要なエメラルド色の仏がまつられているため、「エメラルド寺院」とも呼ばれています。すぐ隣には、3つの仏塔が横一列に並び、きらびやかな寺院を多く見ることができます。

<ワットプラケオの基本情報>
住所:Na Phra Lan Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
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アクセス: MRTサナームチャイ駅から徒歩約6~7分

拝観料金:500バーツ

営業時間:8:30~16:30

徒歩約5~6分+渡し船!ワットアルン(Wat Arun)

ワットプラケオを観光したら、次は「ワットアルン(Wat Arun)」へ。さきほどもご紹介しましたが、ターティアン船着場(写真手前)から渡し船に乗って、対岸へと向かいます。バンコク三大寺院巡りで、ちょっとした船旅を楽しむことができます。

アルンとは「暁」という意味。ワットアルンは、三島由紀夫の小説にも描かれています。しかし、夕暮れがとても美しい観光名所。日没からライトアップが行われるので、夜景を見るのもおすすめです。

<ワットアルンの基本情報>
住所:158 Thanon Wang Doem, Wat Arun, Bangkok Yai, Bangkok 10600 タイ
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アクセス:50バーツ

拝観料金:無料

営業時間:7:30~17:30

徒歩約6~7分!ワットパクナム(Wat Paknam Phasicharoen)

インスタ映えスポットの「ワットパクナム(Wat Paknam Phasicharoen)」へも、MRTを使えば行き方は簡単。最寄り駅はバーンパイ駅。高架駅からは、黄金の大仏が見え、その隣に見える白い仏塔(白亜の仏塔)の5階に美しい天井画があります。

MRTバーンパイ駅の1番出口を出て、ワットパクナムへは歩くのが早い方で徒歩約6~7分。 基本的に道なりにまっすぐ進みます。多少、道が入り組んでいますが、スマホのグーグルの地図(Google マップ)を見ながら行けばよいでしょう。途中には日本語で書かれたワットパクナムへの行き方を示す表示板があるほか、タイ人に尋ねたら道を教えてもらえます。途中には運河があり、古き良きバンコクの面影も感じることができます。

ワットパクナムの見どころは、宇宙やプラネタリウムのような幻想的な天井画(仏伝図)。ブッダの生涯を表現した二十八仏陀が描かれています。中央にそびえる「エメラルド色の仏塔(仏舎利奉安塔)」も、観光のポイント。薄いガラス板を800枚積み上げ、ライトアップされてエメラルド色に輝き、ガラスの龍が取り囲んでいます。

※飛びあがったり、逆立ちになったり、寝転んで撮影したりしないで、静かに参拝しましょう。

<ワットパクナムの基本情報>
住所:Pak Nam Alley, Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160 タイ
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アクセス:MRTバーンパイ(Bang Phai)駅から徒歩6~7分

拝観料金:無料

営業時間:8:00~18:00(休館日なし)

駅すぐ!チャイナタウン&インド人街

フカヒレや飲茶など、バンコクで中華が楽しめるグルメ街、「チャイナタウン(China Town)」へも、MRTワットマナコーン駅で降りれば行き方は簡単。チャルーンクルン通りやヤワラート通りには中国寺院が並び、ゴールドを売る金行も多く見ることができます。

ワットマナコーン駅周辺は、「泥棒市場」と呼ばれるクロントム市場などがあり、細い路地に屋台や露店がぎっしり。独自のシーフード料理など、高級レストランでは味わえない庶民のグルメを楽しむこともできます。ディープな街歩きが好きな方におすすめのスポット。

<チャイナタウンの基本情報>
住所: Samphanthawong, Bangkok 10100 タイ
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アクセス:MRTワットマナコーン(Wat Mangkon)駅すぐ

タイの無料カレー

チャイナタウンの一部エリアにはインド人街があります。雑貨やアクセサリー、シルク生地などが並ぶパフラット市場もディープなスポット。さらに、ディープな穴場が「シーク教寺院」。インドカレーを無料で毎日食べることができます。肉を使わず、日替わりでベジタリアンカレーが食べられるほか、本場のチャイも。とてもおいしい。ちなみに、無職の僕がタイで生きていられるのは、この無料カレーのおかげ。感謝・感激・雨あられ。

<グルドワラ(インドシーク教寺院)の基本情報>
住所:571 Chakkraphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ
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アクセス:MRTサームヨート駅(Sam Yot)から徒歩約3分

料金:無料

無料カレー定常時間:月曜日~土曜日は8:00~10:30、日曜日は朝8:30~13:30

駅すぐ!ウィークエンドマーケット

タイで最も規模が大きい市場の「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット(Chatuchak Weekend Market)」。世界最大級の市場へも、MRTガムペンペット駅(写真)で降りれば簡単に行くことができます。2番出口を出れば、すぐ目の前(写真右手)。

ウィークエンド・マーケットは、週末の土日しか開催されない公設市場。約1万5000以上の屋台が軒を連ね、20~30万人が訪れます。売られているのは衣類、民族品、芸術作品、日用雑貨、菓子土産、ペットなどさまざま。プチプラな雑貨土産が多いのですが、おしゃれなデザインの洋服やアクセサリー、バッグ、Gパンなど、最新のファッションも数多く見つけることができます。

日本人観光旅行者におすすめのタイ土産が、山岳民族の民芸品や、伝統的な民族衣装。タイのローカルな暮らしも垣間見ることができ、巨大なマーケットで掘り出し物を見つける楽しさを味わってみてはいかがでしょうか?

<チャトゥチャック・ウイークエンドマーケットの基本情報>
住所:タイ 〒10900 Bangkok, โครงการ 22 Thanon Kamphaeng Phet, Khwaeng Chatuchak (GoogleMapで見るopen_in_new)

アクセス:MRTガムペンペット(Kamphaeng Phet)駅すぐ、BTSモーチット(Mo Chit)駅から徒歩約3分

料金:8:00~18:00ごろ

MRT延伸でバンコク観光が変わる!

MRTで行ける、バンコクでおすすめの観光スポットとしては、スクンビット駅(ターミナル21)、シーロム駅(タニヤ・シーロム通り)などもあります。

また、BTSに乗り換えれば、サイアムパラゴンやマハナコン、エラワンミュージアムなどにも行くことができ、バンコク観光を効率よく楽しむことができます。バンコクは渋滞が激しいので、鉄道利用がおすすめです。

タイは熱帯モンスーン気候。年間の平均気温は約29℃で、高温多湿。特に4月~5月の暑季は暑さ対策をお忘れなく。雨季(6月~10月)では突然のスコールに注意しましょう。散策するのならベストシーズンの時期の11月~3月ごろがおすすめです。