【3歳女児放置死】包丁で切り付けられた過去、逮捕母も虐待被害
親の愛情を知らない子供
「悲劇の連鎖」は断ち切れないのか
良いか悪いか別にして、母親がAV女優であれば、娘もAV女優になる傾向が高い。自分の考えや性格は、環境に大きく影響される。
自分の娘がAV女優になりたいと言えば、反対しないというAV女優が多い。
幼いころに虐待を受けた娘が大きくなれば、自分の娘にも虐待を加えるのだろうか。親の愛情を知らない子供は、やがて大きくなり、自分の子供にも虐待を加える。「悲劇の連鎖」は断ち切れないのか。
3歳の娘を餓死させた梯沙希(かけはしさき)容疑者(24)。自身も凄絶な虐待の被害者だった。
シングルマザーで、JR品川駅に近い居酒屋チェーンで働いていた。店の元同僚で交際相手の男性に会うため、6月5日から13日にかけて鹿児島を訪れ、その8日の間、娘の稀華ちゃんは、大田区蒲田にある自宅アパートの居間に閉じ込められていた。
母親が交際相手と愉しんでいる最中、稀華ちゃんは6畳の居間に“監禁”され、ごみが散乱し、悪臭を放つ密室で孤独と絶望、空腹に苛まれ、苦しみながら息を引き取った。
胃のなかは空っぽ。極度の脱水症状と飢餓が死因。娘は死の瞬間まで、「ママが助けに来てくれる」と信じていたことだろう。
梯は13日に帰宅したが、娘が息をしていないことに気づいて自ら119番通報。
警察の取り調べに対し、沙希容疑者は「居間のドアをソファで塞いで台所に出られないようにした。包丁に触ったら危ないと思った」「お茶やお菓子をいっぱい置いていったので死ぬとは思わなかった」「もう少し早く帰るつもりだったが、飛行機が取れなかった」などと供述している。
梯は 、小学校の途中から児童養護施設に入っていた。高校を卒業するまで施設から通学していた。
彼女の父親は高校卒業後にガソリンスタンドや自動車の修理工、タイヤ工場などで働き、母親は17歳で沙希容疑者を産んでいる。
彼女は、幼いころから母親から包丁で切りつけられていた。小学校の先生が家庭訪問に来た時、彼女の背後には包丁を隠し持った母親がいた。先生に余計なことを喋らないように、包丁を突きつけて脅していたのだ。
わが子を、それも小学2年生の娘を実母が包丁で切りつける。
食事も満足に与えられていなかった。あばら骨や腰骨がくっきりと浮き出でいた。殴られた際についたあざもあった。
だが、それ以上に、彼女の全身には、何十カ所もの切り傷があった。
母親が“しつけ”と称して娘の体を包丁で切りつけていた。まだ新しい傷口からはダラダラと血が流れ、床に滴り落ちていた。
多くの虐待事案に携わってきた児相職員は、血まみれの少女の姿を目の当たりにして言葉を失った。
このような過去を持てば、娘を8日間放置しても、「お茶やお菓子をいっぱい置いていったので死ぬとは思わなかった」と、本当に思ったのかもしれない。
虐待を受けた彼女は、新たな悲劇を生み出し、「悲劇の連鎖」を断ち切ることはできなかった。
おれは思う。
愛のあるセックスが彼女にあれば、「悲劇の連鎖」を断ち切ることができただろう。
そして、そんな愛を求めるかどうかは自分次第だ。
日本のAV作品には、そんな愛は描かれていないし、求められていない。
韓国では一流の女優が、AV女優もやっている。
露骨なセックスシーン、結合シーン、性器を露骨に見せなくても、多くの男を興奮させ、魅了することができる。
愛があるからだ。
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