ジブリ映画!心霊スポット?ハノイのカフェ・フォーコーでベトナムのエッグコーヒー

2019年10月24日

ジブリ映画ランキングで人気の「千と千尋の神隠し」。そんな不思議の世界に紛れ込んだかのようなディープなカフェがハノイにある「カフェ・フォーコー」(Cafe Pho Co)。

巨大な木の根が絡みあう超レトロな古民家カフェです。

心霊スポットのような廃墟感が漂うカフェで、ベトナム名物のエッグコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか? 

カフェ・フォーコー(Cafe Pho Co

築100年以上の古民家カフェ

ハノイの旧市街、繁華街の一角。シャッターが閉じ、入り口が半分ほど空いています。ここが「カフェ・フォーコー」(Cafe Pho Co)の入り口。

このずっと奥にカフェがあります。

まるで、千尋が迷い込んだ奇妙なトンネルのよう。ちょうちんがぶら下がり、八百万の神々が客として集う湯屋(油屋)への入り口のよう。

トンネルの先にあるのは、ぽっかり開いた空間。うっすらと光が差し込む中庭。けたたましいバイクの騒音だらけのハノイ旧市街に、驚くような静寂の別世界が開いています。

ここが「カフェ・フォーコー」。隠れ家のカフェ。築100年以上の古民家をカフェとして使っています。たくさんの鳥かごが置かれ、珍しい鳥のさえずりにふと、心がやすまります。

コーヒーを注文

では、コーヒーを頼みましょう。コーヒーを注文するのは、こちらのカウンター。まるでチャイナタウンにある老舗のレトロホテルのよう。

美女 

受け付けにいるのは、銭婆(ぜにーば)ではなく、美女

カフェを注文すると、席へ。カフェスペースは2階から上のフロア。注文カウンターの真向かいに、狭くて急な階段があり、ここをベトコンのように登って行きます。

2階のカフェ 

こちらが2階のカフェ。誰もいませんが、実はさっきまでカオナシがベトナムプリンを食べていました。 

この暗い奥の方に、カオナシがいます。

さっきまで、ベトナムプリンを食べていました。

2階から上へは、らせん階段を使います。

3階のカフェ 

こちらが3階のカフェスペース。築100年以上の古民家だけあって、珍しい調度品が多く、中国様式と西洋様式が混在した独自の文化が見られます。

ハノイ旧市街はフランス統治時代を色濃く残し、中国の影響も受けています。 

屋上階(4階) 

さらに、屋上階(4階)へ。この写真は、4階から建物の下をのぞいたものですが、ずいぶんと高く昇ってきたことがわかります。

 

「Pho Co」(フォーコー)というのは、“旧市街”という意味。旧市街の建物は細長いことが特徴です。

 

ところで、木に覆われた瓦屋根の建物が見えますが、これはさきほどご紹介した2階のカフェスペース。レトロで神秘的なカフェです。 

4階の最上階からは、ハノイ旧市街のホアンキエム湖を一望することができます。湖に浮かぶ小島は、「亀の塔」。風が通り抜け、とても心地いい。 

ベトナム名物のエッグコーヒー 

間もなく、運ばれてきたのがベトナム名物のエッグコーヒー。ベトナムコーヒーに、卵黄を混ぜたもの。ベトナムでは「カフェ・チュン」という呼び名。

卵とコンデンスミルクをカスタードクリーム状に泡立てたコーヒーで、濃厚な味わい。

ティラミスやショートケーキを溶かして飲んでいるような味覚があり、なぜか遠く、懐かしく、そして気持ち悪い。

ベトナムには、チェー(ベトナム風かき氷)やケムカラメン(ベトナム風プリン)、ホアクザイアム(ベトナム風のフルーツ)といったスイーツがありますが、どれも100円ショップで売っているような安物ばかり。 

カフェ・フォーコー(Cafe Pho Co)の基本情報 

住所:11 Hang Gai, Hoan Kiem dist., Hanoi
電話番号:+04-9-3928-8153

アクセス:ハノイ駅からタクシー約5分

営業時間:8時~23

エッグコーヒー:4万ドン(約200円)