認知症の原因・予防は?認知症になる3つの生活習慣とは?
認知症の原因・予防は?
認知症になる3つの生活習慣とは?
高齢化にともない、日本では認知症患者が増えています。
認知症の患者数は600万人以上。
「65歳以上の高齢者の3人に1人が認知症かその予備群」というデータもあります。
脳の萎縮、終末期
認知症を発病すると、脳が委縮し、大切な記憶が失われ、人格が変わってしまします。
単純な計算や日常動作ができない。
妄想・徘徊・暴言などを繰り返す。
家族の顔も、自分が誰なのかも分からなくなり、終末期はもうろうとしたまま寝たきりの最期を過ごす。
認知症の発症には、40代ごろからの生活習慣が大きく関わっています。
脳に悪い暮らしを長く送っている人ほど認知症になりやすいことが、わかってきています。
認知症の原因は?
脳にゴミがたまることから起こります。
ゴミがたまったところはシミとなり、神経細胞が死んで脳が委縮します。
ゴミの正体は?
ゴミの正体は、「アミロイドβ」と呼ばれるタンパク質です。
発病する25年前からたまり始めます。
70歳で認知症を発病するとすれば、40代半ばからゴミがたまり始めているのです。
なぜゴミができるのか?
脳がストレスを受けると、アミロイドβを出すことがわかっています。
主なストレスは、3つ。
1 炎症
2 栄養不足
3 毒素
これらは生活習慣に大きく影響しています。
過度のアルコールやたばこ、糖尿病も、認知症のリスクを2倍にはねあげることがわかっています。
そして、認知症を引き起こしやすくなる、意外な原因を3つご紹介します。
認知症の原因となる生活習慣
1.歯をあまり磨かない、
2019年に認知症患者の脳から、歯周病菌である「ジンジバリス菌」の痕跡が確認されました。
マウスの実験では、歯周病菌を感染させたマウスの脳内では、アミロイドβが10倍溜まっているというデータもあります。
歯が少ない人も、認知症になるリスクが高いこともわかっています。
認知症の原因となる生活習慣
2.深夜までテレビを見て夜更かし
睡眠が6時間以下の人は、アルツハイマー病のリスクが30%上がることがわかっています。深夜までテレビを見て夜更かしすると、脳に良くありません。
一晩徹夜すると、通常の睡眠後の脳よりも、アミロイドβがたまっているという報告があります。
睡眠は、脳がゴミ(アミロイドβ)を掃除するために必要な時間。
脳のゴミを食べるのが、脳の神経にあるグリア細胞。
グリア細胞は、深い睡眠時にもっとも活発に働きます。
アミロイドβは、起きている間にたまり、深い睡眠を取ることで掃除されるという、サイクルを繰り返しています。
最適な睡眠時間は、1日7~8時間。
9時間以上でも認知症リスクはあがります。
認知症の原因となる生活習慣
浴室や台所がカビだらけ
風呂場やキッチン、クルマのエアコンや加湿器からカビ臭い臭いがしたら要注意です。
カビは鼻から身体に入ります。
肺で増殖するクリプトコッカスは、エサとして肺よりもむしろ脳を好みます。
免疫力が低下していると、吸い込んだカビが脳で増殖してしまうということが起こることがあります。
カビは、マイコトキシンという毒素を出します。
マイコトキシンは、体内では分解されずに残ります。
身体をめぐって、脳にまで到達すると、脳がアミロイドβを出すことがわかっています。
家の中にカビを発生させないことが大切。お風呂、キッチン、トイレ、壁や窓枠、冷蔵庫、押入れなどを掃除しましょう。
マスクにも要注意。湿度・温度があがると、マスクにカビが発生します。
一度使ったら捨てるか洗うかして、常に清潔なマスクを使うようにしましょう。
まとめ
認知機能が低下してしまった方や、認知症を発症してしまった方も、希望を捨てる必要はありません。
認知症を引き起こす原因がわかってきたことで、生活習慣改善と栄養補給を中心とした治療プログラムがアメリカでも開発され、大きな成果をあげています。
2021年に発表された臨床試験で、認知機能に問題のある255人の高齢者に1年間治療プログラムを実施したところ、51%の方が改善し、23%の方も認知機能の低下がストップしたことが報告されています。
希望を捨てず、治療に専念し、楽しい健康的な生活を過ごすようにしましょう。
前頭葉
委縮 後遺症
特徴 終末期 寿命 原因 薬
とは
「認知症にならない最高の習慣」
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