物価上昇続く世界経済、物価が安い国・移住は?トップランキング(アジア編)
物価上昇続く世界経済、物価が安い国・移住は?トップランキング(アジア編)
物価上昇の原因は?
世界各地で物価が上昇している。
新型コロナウイルス禍によって、原材料や部品の調達、製品販売までのサプライチェーン(供給網)が目詰まりを起こしているからだ。
激しさを増す米中両国の「経済戦争」も貿易を妨げている。
日本でも食料品、ガソリン上昇
2021年11月に米消費者物価は39年ぶりの上昇率を記録。中国では、卸売物価が26年ぶりの高い伸びとなった。世界の食料価格指数は過去最高水準に迫っている。日本でも輸入牛肉や小麦粉などの食料品が値上がり。ガソリン価格も上昇し、せっかくトヨタ車のプリウスを買ってもお得感がまったく得られない。
2022年も。物価上昇の傾向が続く。
国際通貨基金(IMF)によると、経済活動の再開で先行した米国と欧州連合(EU)の消費者物価上昇率は、コロナ流行前の水準に戻らず高止まりの状況が続く。もはや資本主義は完全に崩壊している。
物価が安い国は?トップランキング5(アジア編)
日本で暮らすには、1ヶ月の平均生活費は13〜15万円程度(地域により変動)。月収も同じくらいの値段だ。
この生活費の高さは、世界138ヶ国中で第7位。アジアで1位。
だが、生活が豊かだという、実感がまったくない。
では、東南アジア圏で、物価の安い国はどこか?
1位がインドネシア(物価指数37.44)、2位がベトナム(38.05)、3位がミャンマー(38.06)、4位がマレーシア(39.51)、5位がフィリピン(40.65)。
どの国も親日国で、日本からの移住者も増えているが、リタイア後に年金で悠々自適な生活をもくろんでいた日本人高齢者たちは現在、苦境にあえいでいる。
たとえばタイ。「日本よりも物価が安く、日本より優雅な生活ができる。愛人もたくさん囲える」という空想の夢物語は、ずいぶん前のお話。タイでは物価が高騰し、特にバンコクは深刻。物価高騰と、毎年年金が減らされる年金生活者の日本人高齢者は生活難に陥り、「リタイアリッチ」の夢は「リタイアプア」の現実に取って代わった。
物価高騰の最大の原因は、2012年、インラック政権(当時)が実施した最低賃金の引き上げ。人件費高騰に伴い、物価も急上昇。日本人の場合、昨今の円安傾向が状況をさらに悪化させている。
バンコクでラーメンを注文すると、数年前であれば200バーツ(約700円)ぐらいだったが、今では300から400バーツ(約1000円から約1300円)と、2倍近くにまで跳ね上がっている。これでは、日本で神座(かむくら)のラーメンを大盛で頼んだ方が遥かに安い。
物価が安い国を示したが、これら上位5カ国の経済が、日本を上回る日も近い。多くの日本人は、日本国内にも、国外にも、もはや希望が見いだせない。
核ミサイルを持たない日本は、中国共産党に簡単に支配され、現在のウイグル人のように収容所に送られ、電気棒を肛門や膣に突っ込まれて拷問を受けながら殺される日も近い。
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