タイ旅行は?10月からプーケット観光再開!タイ入国最新情報

2020年9月30日

タイ入国制限を緩和!10月から観光受け入れ再開

入国規制緩和するもタイ観光旅行はほぼ絶望的

タイでは、2020年10月1日から、人気ビーチリゾートのプーケットに限り、観光客の受け入れを開始する。新型コロナウィルス感染再拡大で、海外旅行が制限されていたが、タイ政府は入国規制を緩和。外国人観光客はタイ・プーケットに入国できるようになった(プーケットモデル)。だが、従来のように安く楽しく、タイのプーケット旅行を楽しむのとはほど遠い。タイ入国の最新情報をお伝えします。

4万円の診断書、1000万円以上の保険証も

2020年9月現在、タイに入国するには、飛行機に搭乗する前に日本国内でPCR検査を受け、陰性である証明を持参し、渡航前72時間以内に発行された英文のRT-PCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書がなければ飛行機に乗ることができない。

PCR検査や陰性証明の診断書は実費となり、料金は4万円ほど。

さらに、新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万米ドルもしくは1100万円以上の治療補償額の英文医療保険証も必要。

プーケットモデルでは、プーケット国際空港にPCRセンターが設置され、タイ入国の前にもPCR検査を受けなければならない。これも実費となるが、料金は今のところ不明。

2週間の隔離が義務付け

さらにタイでは現在、入国の際に2週間の隔離が義務付けられている。今年3月までは自主的な措置だったが、タイ・バンコクに入国してからゴーゴーバーに直行し、性的な交渉で新型コロナウイルスが蔓延したことから、隔離措置が厳しくなり、ゴーゴーバーなどの性風俗店も閉鎖となった。

つまり、仕事を持っている人が観光旅行で遊べるのはせいぜい3~4日間なので、タイに入国してから2週間の隔離に耐えられる人はほとんどいない。

今回のプーケットモデルでも入国後、2週間の隔離となる。「2週間の隔離先」として登録しているプーケットの高級ホテルの中からホテルを選択し、そこで2週間過ごすことになる。

高級ホテル内で2週間

プーケットのホテルに滞在し、そこから半径1キロメートル以内であれば自由行動が認められる。では、パトンビーチに滞在し、ゴーゴーバーやビアバーなど性風俗店がひしめく「バングラ通り」に行って遊べるかとば、それは無理。ゴーゴーバーやビアバーなど性風俗店が再開されているという保証もない。

プーケットの高級ホテルは、プライベートビーチを持っているホテルがほとんど。「2週間の隔離先」として指定されている高級ホテルで、目の前のプライベートビーチを楽しみ、ホテル館内のレストランや施設を利用して楽しむだけとなる。

プーケットから、バンコクやパタヤ、チェンマイなど、他の観光地にも行くことはできるが、さらに7日間、プーケットに滞在しなければならない。

つまり、プーケットではなく、バンコクやチェンマイに行きたい観光客は、プーケットのホテルで3週間過ごさなければならない。もちろん、実費だ。

滞在費用は? 約60万円以上?

タイは物価が安く、日本と比べて半分以下の料金で高級ホテルに泊まることができるが、シーズンオフのお得な料金でも1万5000円以上はする。プーケットモデルは、金持ちの観光客を見込んだ政策であり、1泊あたり2万円以上するだろう。フードコートや屋台なども利用できず、ホテル内のレストランで食事するとなれば、一日あたり3万円が最低必要。つまり、2週間で最低42万円、3週間で最低63万円。

さらにこれだけではない。海外旅行者は外務省などに登録し、多くの手続きが必要であり、通常のフライトではなく、チャーター便となる予定。LCCのように2万円でプーケットに行くことができない。しかも、検査費用などを含めると、2週間滞在でも約60万円以上となる見込み。

プーケットモデルの旅行の対象国は極めて限定的で、日本人が対象となるのかどうかは微妙だ。

高級ホテル救済が目的

今回のプーケットモデルの目的は、中国人など外国人観光客を当て込んでいた高級ホテルの空き率が高まり、裕福な観光客を誘致してプーケットの高級ホテルを救済しようというもの。

LCCを使って、5~6万円で2~4泊のタイ旅行ができるようになるまでには、2021年末ごろ、あるいはそれ以上まで待つことになるかもしれない。

もし渡航先でコロナウイルスに感染した場合、帰りの飛行機には乗れず、治療費を含めて滞在費用は大幅に加算される。重症化すれば治療に1000万円もかかる場合がある。ワクチンができるまでは海外旅行は難しく、入国制限が緩和されてもタイ旅行は現時点においてはほぼ絶望的だ。

入国規制緩和するもタイ観光旅行はほぼ絶望的

以上のことから、チャーター機の飛行機代や、現地の高級ホテルの滞在費(2週間)を含めると、約60万円以上となり、いつもLCCや乗り継ぎ便を使ってタイ旅行をしている人には法外な料金となる見込み。

基本的には3~4泊などの短期滞在者をターゲットとしておらず、IT企業の社長や王族など裕福層の階級を対象としているのがプーケットモデル。さらに、高級ホテル救済が目的であり、タイの一般市民にはほとんど恩恵はない。

プーケットの高級ホテルにはほとんど行っているが、確かに素敵。だが、1~2泊すると、どこもあきてくる。どこも同じ造り。プライベートビーチがあって、プールがあって、ラウンジがある。どこもほとんど同じ。タイの高級ホテルマニアならうれしいだろうけれど、一般の観光旅行者であれば今回のプーケットモデルはおすすめしない。

さらに、もし仮に滞在中に新型コロナウイルスの集団感染が見られたら、プーケット島のロックダウン(都市閉鎖)も行われる。

プーケットは、タイで最初にロックダウンされたエリア。島なので本土をつなぐのは橋が一つだけ。飛行機や船も使えないから、プーケットから今度は日本に帰ることができない。そうなれば、さらに滞在費用が増え、いつ解除されるのか先が見えない。さらに新型コロナウイルスに感染し、重症化すれば高額な治療費がかかる。

プーケット島と本土の海峡は狭いので、泳げないことはないが、沿岸では警備がしっかり行われ、強行突破が見つかれば即逮捕されるだろう。

カネも休日もうなるほどにある人ならともかく、プーケットモデルは観光旅行とは言い難い。

タイ旅行が正常化するのはまだまだ遠い。2021年末との見方もある。はやくワクチンや薬が開発され、新型コロナウイルスの自然消滅を祈るしかない。

これは明らかに中国の責任。中国共産党の隠ぺい体質が、これほどまで世界中に新型コロナウイルスを蔓延する結果となった。

世界中のひとつ一つの家庭に対し、中国共産党およびこれを支持している日本共産党は賠償金を支払う義務があるだろう。

解除はいつ?タイ入国制限・規制の現状

タイでは3月26日に、非常事態宣言が発令。国籍を問わず、すべての外国人の入国が原則禁止になりました。非常事態宣言は7月31日まで延長。

しかし、タイ政府は、9月から日本人観光旅行者の受け入れを段階的に実施する方向で検討中。

タイ政府は3月末の非常事態宣言から、外国人の入国を原則的に禁止していましたが、少しずつ緩和されてきています。

条件にもよりますが、タイ国籍を保有している人は入国が認められています。タイ国籍を保有していない人でも、有効な労働許可証を持ち、または法令によってタイでの労働が許可されている人や、その配偶者や子息、タイでの居住許可を得ている者などは入国できるように緩和。

日本、中国(香港含む)、韓国、シンガポールからの短期滞在のビジネスマンは、渡航前に新型コロナウイルスの陰性証明書を取得し、到着時にも検査を受けることを条件にタイ入国後14日間の隔離措置が免除。

【タイ入国制限・規制のポイント】

■国籍を問わず、タイに入国する人は、空港で搭乗手続きの時に、新型コロナウイルスに感染していないことを証明する英文の診断書や、健康保険に加入した証明書を見せる必要があります。

■新型コロナウイルス(COVID-19)への治療費10万ドル(約1000万円)に相当する健康保険に加入したことを示す証明書の提示が求められています。

■渡航時に72時間以内に発行された英文診断書(※健康上問題がなく、航空機の搭乗可能であると記載がある診断書『Fit to Fly Certificate』)を航空会社の搭乗窓口と、タイ入国時に検疫所で提示しなければなりません。

※海外渡航/コロナ陰性証明書について
無症状者のPCR検査が自費で2万円~4万円程度で受診、証明書作成は5千円程度、陰性の場合、早ければ翌日、遅くとも翌々日には結果が到着(料金や結果通知は病院によって異なる)

【タイ保健省による検疫】

タイ到着後は14日間、ホテルや軍の施設など、タイ政府が提供する指定疾病管理区域で、検疫(隔離)。

タイ、日本人観光客の入国検討へ 非常事態宣言は延長

【7月14日】

タイのピパット観光・スポーツ相は、日本からの観光客について、9月から段階的に受け入れを再開する考えを明らかにした。

【7月3日】
タイ政府は、8月から観光客の受け入れを段階的に実施する方向で検討に入った。
タイへの入国許可を得た者は、タイ人の帰国便以外の便での入国も可能に。

【7月1日】
ゴーゴーバーやナイトクラブ、風俗店など営業再開(新型コロナウイルスの感染防止のための休業措置は、ほぼすべての業種で解除)

【6月30日】
非常事態宣言の延長(7月31日まで)

タイ政府は、外国人の入国制限を一部緩和。日本など一部の国や地域からのビジネス目的の渡航者などを対象に、1日200人程度の入国を認める。

日本、中国(香港含む)、韓国、シンガポールからの短期滞在のビジネスマンは、渡航前に新型コロナウイルスの陰性証明書を取得し、到着時にも検査を受けることを条件に、タイ入国後14日間の隔離措置が免除される。

対象者は、労働許可証を保有している者や、その配偶者と子供、タイ人と結婚した者や、タイでの居住許可を得ている者、医療やビジネス目的、熟練労働者など。長期滞在者は、自費による14日間の隔離義務を求める。

【6月18日】
累計感染者数 3,141人(新規感染者6名)
回復者 2,997人
治療中 86人
死者 58人

【6月17日】
外国人のタイ入国に関する実施計画を提案。1日1000人の外国人のタイ入国を許可するなどの内容。入国を許可するのは、長期間に渡って新しい感染者の数が少数である低リスクの国に限られる。

【6月15日】
・夜間外出禁止令(午後11時~午前3時)の解除
・日常生活に関わるほぼ全ての施設や活動が、感染予防措置を実施するとの条件で再開を認められる。
・ホテルやレストランなどでアルコール類の提供を認める。(※パブ、バー、カラオケ、ゴーゴーバーなどの風俗店については閉鎖のまま)
・スパ、タイ古式マッサージの施設の営業再開を認める。

【6月12日】
タイ首相は、新型コロナウイルス対策で導入した外国人の入国禁止措置の緩和を検討するよう関係機関に指示。ビジネス関係者と医療観光者の受け入れ再開の検討へ。

【6月2日】
累計の感染者数は3083人。
このうち58人が死亡、2966人が治癒。

【6月1日】
タイの海外旅行者受け入れは、最善のシナリオで10月から。

【5月29日】
タイ政府による規制緩和第3弾(6月1日から適用)
※夜間外出禁止令は、23:00から翌3:00に短縮
※古式マッサージ店や映画館の営業再開(条件付き)
※バーやナイトクラブの営業禁止は継続、レストランでの飲酒禁止も継続
※県間移動を原則として認める

【5月27日】
非常事態宣言の延長(6月30日まで)

【5月17日】
夜間外出禁止が緩和(午後10時~翌午前4時 → 午後11時~翌午前4時へ)
規制緩和(営業制限の緩和)第2弾を実施
・レストラン、フードコート、フードセンター、食堂(パブ・バーは除外。酒類販売禁止)
・デパート、ショッピングセンターなど
・小売店、卸売店、大規模卸市場

【5月16日】
5月16日からプーケット国際空港が再開。
プーケット国際空港の運行禁止措置が解除され、航空機(国内線と軍用機等の一部の国際線)の離発着が可能となる。

タイへの航空機乗り入れ(国際線)を原則禁止とする措置を6月30日まで延長(必要物資輸送などは除く)。

新規感染者、および死亡者数は0人。

【5月15日】
タイ国内での新型コロナウイルスの感染者状況
累計感染者数 3,025人
回復者 2,854人
治療中 115人
死者 56人

【5月14日】
タイの一部経済界から、タイ政府に対し、可能な限り早期に制限を緩和、外国人旅行者(裕福層を対象)を受け入れるよう要請。
「ワクチンが開発されて普及するまで待つことはできない。経済は、それほど長く持たない」と警告。

【5月3日】
一部商業施設の営業制限を緩和(規制緩和第1弾を実施)。
・市場(水上市場、ウォーキングストリート、屋台など)
・レストラン(一般的な飲食店など、ショッピングセンター以外)
・公園での活動
※デパート・百貨店は、規制緩和の第二段階目での開業を想定。

【4月30日】
タイ入国制限など各種規制措置を延長(~2020年5月31日まで)。
・夜間外出禁止令(午後10時~翌朝4時)
・陸路・空路・海路すべての入国地点における入国制限
・検疫(隔離)措置(State Quarantine)
・国際線航空便の制限
・県をまたいだ移動の制限の要請
・プーケット空港の禁止期間延長(~5月15日)

【4月28日】
タイの非常事態宣言を、5月31日まで延長。
国内の移動制限・事業所閉鎖等の措置。

タイでは感染者数が累計100人を超えた3月中旬以降、バンコクなどでゴーゴーバーなどの娯楽施設や飲食店の営業などを禁止。

1日あたりの新規感染者は4月初旬まで100人を超えていが、4月28日は7人に。これまでに感染が確認された2938人のうち、54人が死亡。感染者の9割はすでに回復。

【4月24日】
タイ全土で累計2854人の感染が確認され、2490人が治癒。回復率が87%。

【4月9日】
プーケット島では、人口10万人あたりの感染者数がタイ国内最多の約39人(バンコクでは約22人)。※国内全体では感染者数2473人、死者33人。
タイ国内で初めて、プーケット全域を封鎖(ロックダウン)。
プーケット国際空港は閉鎖。
すべてのビーチ、レストラン、バー、必需品以外の店舗、ホテルも閉鎖。
夜間の外出禁止。
※プーケット島は、感染が拡大しているヨーロッパからの観光客が多いため。

【4月2日】
夜間外出禁止令が発令。
タイ全土を対象に、午後10時~翌朝4時までの夜間の外出を原則禁止。
違反者は、処罰(2年以内の懲役)、4万バーツ(約13万円)以下の罰金、もしくは両方が科せられる。

【3月26日】
タイ政府は、タイ全土に非常事態を宣言。外国人の入国は原則禁止。
これまでより大幅な入国制限措置を追加。

【3月23日】
バンコク市内のゴーゴーバーやパブ、カラオケ店などの娯楽施設に加え、ショッピングモールや飲食店、スパ&マッサージ店など閉鎖施設を拡大(パタヤやプーケット島など、他地域にも閉鎖拡大)。

【3月22日】
3月中旬からバンコクで感染者が拡大。
1月13日に初めての感染者が確認されてから微増にとどまっていが、22日には国内の新型コロナウイルス感染者が前日比188人増の599人に。過去1週間で5倍以上に激増。6割はバンコクで確認された。

【3月20日】
タイに入国する外国人への手続きが、その出発地や居住地を問わず、すべての渡航者が対象と統一される。

【3月18日】
バンコクの小中学校や高校、大学など、14日間の休校。
バンコク市内のゴーゴーバー、ニューハーフショーなどの娯楽施設が閉鎖。コンサートや展示会、宗教集会といった大型イベントについても自粛を要請。4月13~15日のタイ旧正月(水かけ祭り)「ソンクラン」を延期。

【3月13日】
フランス、スペイン、アメリカ合衆国、スイス、ノルウェー、デンマーク、オランダ、スウェーデン、イギリス、日本、ドイツは感染拡大国に指定。

出発空港でチェックインする前に、渡航者は航空会社に以下の書類を提示しなければならない。

■医療機関が発行する英文の健康証明書
「出発日からさかのぼって過去48時間に新型コロナウイルス(COVID-19)感染の証拠がなく、また出発日の14日前に病気の兆候がない」と記載されたもの。

■健康保険
海外旅行中の医療費の全額をカバーする10万米ドル相当かそれ以上のもの。旅行者は旅行前に健康保険を購入する必要があります。

【1月13日】
タイで初めて新型コロナウイルスの感染者が確認。
タイは、中国以外で初めて感染者が確認された世界初の国となった。

※最新の情報についてはこちら
タイ国政府観光庁

在タイ日本国大使館

水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省)

海外安全ホームページ(外務省)