【3歳娘「放置死」事件】「子育て」より「親育て」の時代へ

3歳娘「放置死」事件

【事件】

3歳の長女を自宅に放置し、餓死させたとして居酒屋店員の母親(24)が逮捕された(2020年7月7日)。

梯容疑者は6月、稀華ちゃんを東京・大田区の自宅に放置したまま、8日間鹿児島へ出かけ、居酒屋で出会った男性に会いに行っていた。

【逮捕】

容疑者は、自宅に戻り、「娘が息をしていない」と119番通報。司法解剖の結果、極度の脱水症状で餓死したことが分かった。

容疑者は警察に、「娘は数日前から体調が悪くご飯を食べなかった」と強調。防犯カメラの映像から、通報までの1時間で、体を洗ってオムツを取り替えたり、交際男性とのラインを削除したりするなどの偽装工作も行っていた。

【インスタグラム投稿】

母親は、友人らと遊び回っていた様子を度々投稿。

■テーブル前で友人らに囲まれた写真をアップ

「朝7時近くまで飲んでたで やばかったわww」。

友人とバーで飲み、楽しく過ごしている容疑者。しかし、3歳の長女の姿は写っていない。

投稿内容は、友人らとの飲み会、ディズニーランドやスノーボード、花火、カラオケなど。「インスタ映え」する写真や動画。

新型コロナウイルスの感染拡大が始まったころから、友人らと遊ぶ機会が減り、「おもんないわー」「みんなでたのしいことしたい」と愚痴を書き込んだ。

しかし、「月1カフェ巡り」として、東京・表参道のカフェを一部の親しい友人と回っていた。

インスタに投稿された約200枚の画像には、娘の姿は見られない。

【ネットの声】

「インスタに子どもがまったく写ってないのが怖い」

「子供も食べたかっただろうに」

「本当に許せない」

「かわいそうに。お腹すいたし、のどが渇いたし、寂しかったよね」

「どれだけ苦しくて怖くて、ママなんで?って思いながら亡くなっていったのか」

「面倒が見れないならなぜ施設を頼らない」

【背景】

容疑者は娘を出産後に夫と離婚。娘を保育園に預けていたが、「お金がない」と止めさせていた。だが、一方で、3歳の誕生日に、たくさんのプレゼントに囲まれた稀華ちゃんの姿が写っている。娘を大切に可愛がっていたこともあった。

【親育て】

メディアは、「男に狂って」育児放棄か、と書き立てる。ニュースキャスターは、「こうした親を、どう社会が親育てするか、同じような事件が起きてしまう」とi言う。コメンテーターは、「相手の女性に子供がいることがわかっているなら、ダメだよ。じゃあ連れて来なよと、好きだったら言ってあげなきゃいけない」と話す。

私は、タイで水商売や風俗嬢と付き合うことが多いが、相手の女の子に子供がいるなら一緒に旅行に連れて行き、まるで本物の親子みたいに過ごしている。