過激、可愛い!グラドルのAV女優化も!日本のグラビアアイドルの歴史・画像(水着・ビキニ画像)と今後の行方
グラビアアイドルの幕開け、アグネスラム
初代巨乳アイドル、榊原郁恵
「グラビアアイドル(グラドル)」。雑誌のグラビアページやポスター、写真集などで活躍するタレントのこと。グラビアアイドルの第1号が、1975年に一斉を風靡したアグネス・ラム。日本人では榊原郁恵が初代巨乳アイドルといわれている。さらに、巨乳系のアイドル歌手として、河合奈保子がデビューしていった。
グラドルという特別な芸能部門
グラビアアイドルは、テレビをメインとする芸能界で活躍するため、知名度向上を図るための登竜門としての意味合いが強い。“グラビアアイドル”ブームの流れに乗り、グラドル→バラエティ番組→女優という“王道”を築くために、芸能事務所が設けた芸能部門だ。
“巨乳ブーム”の先駆け
かとうれいこ、小池栄子、MEGUMIの活躍とイエローキャブ
それが“巨乳ブーム”の立役者である芸能事務所『イエローキャプ』。「かとうれいこ」「細川ふみえ」「雛形あきこ」「小池栄子」「MEGUMI」「山田まりあ」「佐藤江梨子」「川村亜紀」「八幡えつこ」「五十嵐りさ」といった人気のグラビアアイドルのメンバーたちを輩出した。
バラエティ番組に進出するグラドルたち
小池栄子、雛形あきこ
1990年代には、グラビアだけでなく、グラドルたちがバラエティ番組を席巻。小池栄子やMEGUMIは演技派女優に。前屈姿勢(雛ポーズ)でセクシーさを強調した、雛形あきこはフジテレビの『めちゃ×2 イケてるッ!』(フジテレビ系)へのレギュラーを獲得し、お茶の間での認知度を増した。水着やビキニ姿のグラドルたちに、“服を着せる”現象が起こってきた。
元祖癒やし系のグラビアアイドル
優香がグラドル界に新風
「美巨乳」「巨乳」は、見た目の印象が強く、一気に人気に火が付くが、覚めるのも早い。そこで、登場したグラドルが、「美巨乳」+「癒し系の可愛さ」で人気を集めた「優香」だ。
志村けんとのコント
優香は、元祖癒やし系のグラビアアイドル。可愛い顔立ちで、美巨乳、セクシーさを持つが、ピュアな雰囲気や顔立ちから清楚感が漂い、“グラドルっぽくないところ”が、志村けんとのコントにより、お茶の間に受けた。美巨乳、巨乳、セクシー系ではない、新たなグラドルとしての道を進み始めた。
グラビアアイドルを育てる機運
優香は1997年、池袋駅近くのピーダッシュパルコ前を歩いていた時にスカウトされた。デビュー当初は、ホリプロ初のグラビアアイドルとして話題となった。各種雑誌の表紙を飾り、グラビアクイーンとして人気者になった。
優香の成功により、イエローキャブの全盛期であったグラドル界に新風が吹き込み、これをきっかけに他の芸能事務所もグラビアアイドルを育てる機運が生まれた。
グラドルの多様化
井川遥、乙葉、小倉優子、眞鍋かをり
優香のピュアな清楚感はその後、井川遥、乙葉などに受け継がれていく。さらに、小倉優子、若槻千夏、現役女子大生だった眞鍋かをりが登場し、グラビア界は「可愛い系」「知性派」「美乳・美巨乳系」などに多様化し、2000年代へと突入していく。
グラビアアイドルが活躍する紙媒体
当時、グラビアアイドルが活躍する紙媒体は、『FRIDAY』(講談社)、『FLASH』(光文社)、『FOCUS』(新潮社)、『週刊ヤングマガジン』(講談社)、『週刊プレイボーイ』(集英社)、『EX大衆』(双葉社)だった。
人気主演女優の綾瀬はるかも、デビュー当時は紙媒体の表紙を飾るグラドルとして活躍していた。
アイドルが再注目
モーニング娘。AKB48
一方ではモーニング娘。など、アイドルが再注目。AKB48が、“地下アイドル”として活躍し始めた。
身近な存在としてのアイドル
アイドルのバラエティ番組として、冠番組『アイドリング!!!』(フジテレビ系)が始まり、歌やダンス、パフォーマンスだけでなく、汚れ役やお笑いにも挑戦。アイドルを、もっと身近な存在として感じられる機運が生まれてきた。
遠い存在ではなく、手が届くアイドルが出現
その代表が、「AKB48」。秋元康のプロデュースにより、2005年12月8日に東京・秋葉原を拠点として活動を開始。ほぼ毎日公演を行うことを特徴とし、マスメディアを通した遠い存在ではなく、ファンがメンバーを身近な存在として感情移入し応援し、彼女たちの成長を共有し、共感できるスタイルがファンの支持を得るようになった。
グループアイドル全盛期へ
AKB48のブレイクをきっかけに、ももいろクローバーZ、乃木坂46などの坂道系など、“いじられキャラ”もできるアイドルが誕生し、グループアイドル全盛期を迎えていく。
人気アイドルが水着に
さらにはAKB48や、乃木坂46をはじめとする人気アイドルが水着になるというブームも巻き起こる。
誰でもがグラビアアイドルになれる時代に
インターネット社会が急速に普及し、雑誌などの出版業界が没落。SNSの普及で、スカウトされて事務所に登録し、雑誌の表紙に出るといった、非常に手間のかかる方法を取らなくても、自分で自身を撮影し、SNSに投稿するだけで、何万、何十万というフォロワーが付き、テレビや雑誌を凌ぐ勢いで新鮮でタイムリーな話題を個人で情報発信できるようになる。
カメラや画像修正ソフトも進化
誰もがグラビアを発信できる時代になり、SNSや撮影会で水着になるだけで誰でもグラドルと名乗れるようにもなった。カメラや画像修正ソフトの進化がこれに拍車をかけ、誰もがAKB48、乃木坂46になれるようになった。
個人経営のグラドルとして生活収入
バラエティ番組をメインとするグラドルよりも、SNSで情報配信する方が高い人気が得られ、個人で広告収入を稼ぐことができ、事務所などの中間搾取、ピンハネなしに、自分自身の力で稼げるようになった。
女性からも憧れられるグラドルに
グラビアアイドルは、性的志向色が強く、セクシーさが売り物だったが、深田恭子や吉岡里帆、田中みな実などの写真集がヒットし、男性だけではなく、女性からも憧れられる存在となった。グラビアアイドルは、女性の憧れの自己表現となり、それはAV女優にもつながっていく。
今や、男性よりも、同性の女性からの人気をいかに得られることが、グラドルやAV女優として長くやっていけるための重要ポイントとなっている。
現代女性の価値観の変化
「美しくありたい」「綺麗でありたい」「セクシーでありたい」「自分も多くの人を惹きつけたい」「有名になりたい」
つまらない会社でOLをやっていたり、つまらないアルバイトで自分を無駄に過ごすのではなく、大舞台に出たい。個人の生き方が否定される時代が強くなった今、「美しさ」「可愛さ」「セクシーさ」で自分を売り出したいという、自己承認欲を強く持った女性が多数現れるようになった。
結婚や家庭に、夢や憧れを抱けない時代
結婚しても恋愛しても、幸せな家庭を築ける男性が少なくなり、それなら自分自身で稼ぎ、生きていった方がいい。自分が好きな時に、自由に恋愛し、セックスしたいと思う女性も増えた。
「結婚したい」「子供を産みたい」という女性が減った。結婚や家庭に、夢や憧れを抱けない時代となった。
有名銀行からストリッパーへ転職
有名銀行OLの20代女性は退職し、ストリッパーへと転身。衣服を脱ぎ、自分の身体を見せるときに、固唾を呑む男性の息づかいが感じられ、愛おしさや自分自身の存在感を感じられ、生きがいにつながったとも話している。
グラビアアイドルとは?
日本で発祥した女性のモデル、タレント、アイドル
グラビアアイドル(gurabia aidoru、gravure idol)は、和製英語。日本で発祥した女性のモデル、タレント、アイドルのこと。英語では、ピンナップアイドル (Pinup idol)、ピンナップガール (Pinup girl) 、ビキニモデル (bikini model)という意味合いに近い。
グラビアクイーンとは?
女性タレントが、雑誌のグラビアページをビキニやセクシーな服装、おしゃれなファッションで魅せるアイドルは、「グラドル」とも略称され、グラビアアイドルの中でも特に高く評価される者は、グラビアクイーン(和製英語、gurabia kuiin、gravure queen)と呼ばれている。
“登竜門としてのグラドル”が崩壊
だが、SNSやインターネットの普及で、雑誌やテレビが低迷。これまで雑誌でグラビアデビューを果たし、テレビに出演するといった、“登竜門としてのグラドル”という流れが崩れ、雑誌やテレビに出なくても、YouTubeやネットライブ配信で、まったくの素人が一躍有名人になり、広告収入も稼げるようになった。
AV女優で、すぐにグラドル以上に
さらに毎年、数千人の日本人女性がAV女優(セクシー女優)としてデビューすることが当たり前となった現在、グラビアアイドル(グラドル)を目指すよりも、みずからAV事務所に連絡して面接に赴き、AV女優としてデビューする方が、グラドルよりも有名になって人気を集め、さらに収入、年収も遥かに多く、お金を稼ぐことができる。
AV女優に転身した高橋しょう子
元グラビアアイドルで、AV女優に転身した高橋しょう子は、人気絶頂のグラビアアイドル時代の月収は14万円。月収14万円という、東京ディズニーランドのキャスト(アルバイト)よりも数万円多い程度の月収で、家賃や光熱費を払わなければならなかった。
貧困アイドル
当時、高橋しょう子は、グラドルの登竜門『日テレジェニック2015』にも選ばれ、若くて瑞々しい美肌、美巨乳を持った人気の売れっ子グラドル。アイドルであれば化粧やエステ、ファッションにも気を配らなければならない。
援助交際
このため、援助交際スキャンダルが浮上。LINEでパトロンの男性と会う日程を調整したり、10万円で援助交際の交渉をしたりしている生々しい画像や動画までアップされ、グラビアアイドルを干されることになった。
月収14万円のグラドルが、100万円以上に
高橋しょう子は、自身のブログで、画像は何者かが悪意をもって改ざんしたものだと反論。しかし、スキャンダルがもとで日テレジェニックを辞退。しかし、ファンの声にこたえて、芸能人専門メーカーのMUTEKIからAVデビューを果たした。
グラビアアイドル、芸能人から、AV女優へと転身し、アイドル時代の月収が14万円だったのに対し、AV女優としての収入が3ケタの100万円単位であることをテレビで明かしている。
性風俗を掛け持ちするAV女優たち
ただ、人気のAV女優(メーカー専属女優)であっても作品1本の単価は100万円で、さらに自身の手元に入るのは半分の50万円とも言われている。女優をメインに打ち出したものではない、ランクが下がる「企画単体」「企画女優」では、数万円~10万円程度の収入。このため、性風俗(デリバリーヘルス、ソープランド)を掛け持ちするAV女優も少なくない。
グラドルからAV女優に転身した芸能人たち
ちなみに、グラビアアイドル(グラドル)やアイドルタレント、芸能人から、AV女優(セクシー女優)に転向した女性には、高橋しょう子をはじめ、三上悠亜(SKE48)、仲村みう、安位カオル、吉高寧々、ANRI(坂口杏里)、桜空もも、永野いち夏といった人気女優がいる。地下アイドルや新人グラドルから、AVデビューする女性は、素人女性とは違って、見せ方に慣れているので、生々しいセックスを披露するので人気を持続させているのが上手だ。
胸が大きい、可愛い、美人だけではやっていけない
グラビアアイドルにしても、AV女優にしても、「胸が大きい」「美巨乳」「可愛い」「スレンダー美女」だけでは、すぐに飽きられる時代になった。テレビの時代では、テレビに出続けることで人気を維持できたが、今は浮き沈みが非常に激しい業界。
ファン想いの優しさ
「人柄」「人間性」といった内面の魅力や個性を、ネットで上手に発信する力、“自己プロデュース力”を持ち、ファンを着実に増やし、ファン想いの優しさが、より求められる時代になった。
逆に言えば、テレビに出なくても、ファンとの交流を持ち続けることで、“永遠のアイドル”として長く、ファンの心に残り続けることができるようになった。
日本のグラビアアイドルはどこへ向かうのか
紙雑誌や写真集の廃刊が相次ぎ、活躍の場がなくなった“グラビアアイドル”たち。もはや、グラビアアイドルというのは、“レコード大賞”と同じくらいに死語となっている。
雑誌や写真集、テレビに頼らなくても、SNSで自在に発信・表現できる今、日本のグラビアアイドルたちは今後、ファンたちに何をどう発信していくのか。
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