日本よりも怖い!タイ最恐のお化け「ピー」(霊)に出会う観光旅行
「お化け屋敷」「心霊スポットめぐり」は、日本の夏の風物詩。しかし、常夏のタイでは一年中、お化け屋敷を楽しむことができます。タイでは、お化けや妖怪、幽霊、精霊のことを「ピー」と呼び、仏教とは別に信仰。恐れながらも、タイ人も「お化け」が大好きなのです。そこで、タイで最恐の「お化け屋敷」をご紹介。タイへの観光旅行でお化け屋敷を楽しみ、暑いタイを涼しく過ごしてみてはいかがでしょうか?
パタヤのお化け屋敷
タイで最恐の「お化け屋敷」
タイで最恐の「お化け屋敷」があるのはパタヤ。首都バンコクから南東へ約160キロメートルの場所にあるビーチリゾート地です。写真は、パタヤビーチにあるショッピングセンター「ロイヤル・ガーデン・プラザ」(Royal Garden Plaza)。飛行機が頭から突っ込んだ場所(2階)に、タイで最恐の「お化け屋敷」があります。
頭から突っ込んだ飛行機
こちらは、飛行機が突っ込んだところを、建物側から見た写真です。プロペラの先端が曲がり、アバウトなタイにしては細かな演出。
ウォーキングストリート(Pattaya Walking Street)の近く
「ロイヤル・ガーデン・プラザ」は、パタヤのメーンストリート(ビーチロード)沿いにあるショッピングモール。夜遊び・ナイトスポットのゴーゴーバーが密集したウォーキングストリート(Pattaya Walking Street)の近くにあります。
2階フロアは、「お化け屋敷」のほかに、ジャングル探検(写真)といったアトラクションが並び、地元のタイ人カップルや家族連れに人気のスポット。ちょっとローカルなタイの観光を楽しむことができます。
ロイヤル・ガーデンのおもしろいアトラクション
Louis Tussaud´s Waxworks
お化け屋敷に行く前に、「ロイヤル・ガーデン・プラザ」のアトラクションをちょっとご紹介しましょう。おすすめは、「Louis Tussaud´s Waxworks」。アメリカの冒険家が世界で見つけたおもしろいもの(3本足の馬やユニコーン人間など)を展示した博物館です。入り口には、アメリカのSF映画「ターミネーター2」でアンドロイド役を演じたシュワちゃんのお人形が。
タイの「ジャイケル・マクソン」
同じフロアのベンチには、違和感たっぷりのマイケル・ジャクソンなども。
ピエロの美人お姉さん
アトラクションの前では、ピエロの姿をしたお姉さんが優しく微笑んでいることもあります。
キモイ人形
不気味な人形
そして、「お化け屋敷」のアトラクションに近づくと、不気味な数多くの人形が展示されています。
日本人形も
なぜか日本人形の姿も。国際色が豊かな「お化け屋敷」です。
悪魔も、妖怪も、お化けも、幽霊や精霊も、タイでは「ピー(ผี)」
かわいい人形の姿もあります。こちらは、「デビル(Devil)」。悪魔も、妖怪も、お化けも、幽霊や精霊も、タイでは「ピー(ผี)」と呼ばれています。タイ人がイメージするピーは、さまざま。映画やドラマで現れる死霊といったものや、悪霊や浮遊霊、妖怪を思い浮かべる人も。
土地には霊(精霊)が宿る
仏教徒が多いタイ人は、心霊や不可思議な現象を信じる傾向があります。どこの土地にも霊(精霊)が宿ると信じられ、祠(サーンプラプーム)を建て、祈りを捧げます。信仰を怠ると、土地神は悪いピーとなって、災いをもたらすと考えられています。
Haunted Adventure
パタヤのお化け屋敷
そして、「ロイヤル・ガーデン・プラザ」の「お化け屋敷」がこちらです。「Haunted Adventure」というもの。
ゾンビ姿のピー
タイのピーもサービス精神が旺盛。「お化け屋敷」の入り口では、ゾンビの姿をしたピーが怖がらせてくれます。しかし、こちらのピーは、なんとなくお疲れ気味。
心優しいピー
「お化け屋敷」では、数人がチームとなって、一本のロープを持って進んでいきます。館内は、真っ暗。そして、次々に襲いかかってくるゾンビたち。いまぞ、シャッターチャンス!しかし、館内での撮影は禁止。そこで、ゾンビにお願いして、外に出てきてもらうことに。写真がそのゾンビです。タイは、微笑みの国。タイのピーも、とても優しいです。
タイ最恐!おすすめのピー3選
迫力満点!
では、おすすめのピーをご紹介しましょう。こちらは、まじめなピー。迫力がこもっていて、恐ろしい。演技力がバツグン!
かわいい!
写真は、お化け屋敷の受付にいる女の子ゾンビ。タイのお化けも特殊メイクに凝っていて、なかなか迫力のある演出で、たいへん見ごたえがあります。痛そうなメイクも、一生懸命に普通の顔で、普通に仕事をしています。こちらも、まじめなゾンビです。
あな、 おそろしや
そして、タイ最恐のゾンビがこちら。メイクを落とさずそのままの姿で家に帰ろうとする、サラリーマンのゾンビです。ゾンビがメイクを落とさないのは、仕事で疲れ、早く家に帰りたいから。手に小道具と仕事の資料を持ち、疲れた顔のゾンビは非常にうつろな目で、演技以上に怖い。
JR京葉線に乗って、おれもディズニーで働いていた
それはまるで、ディズニーランドで仕事を終えたミッキーが、着ぐるみの頭を手に持ち、JR京葉線に乗って家に帰ろうとするようなもの。おそろしい。
おわりに
「Mansion7」もおすすめ
いかがだったでしょうか?もっと、本格的なホラーを楽しみたい方は、バンコクにある「Mansion7」がおすすめです。恐怖のあまり泣き出す女性が続出。
タイでは、「ガスー」と呼ばれる妖怪が人気
ちなみに、タイでは、「ガスー」と呼ばれる妖怪が大人気。昼間は普通の女性ですが、夜になると、生首が内臓を引きずって夜空を飛び交います。タイでは盛んなホラー映画。タイ人女性に誘われて観に行ったことがありますが、彼女の感想は「かわいい~」。なんでやのん!?と思いますが、タイではこのお化け役を演じることはたいへん名誉なことなのです。タイへの観光旅行で、お化け文化を楽しんでみてはいかがでしょうか?
なお、ご紹介したアトラクションやパタヤの見どころについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
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