今度は勝とう!?ゼロ戦、72年ぶりに東京湾上空を飛ぶ

2017年6月8日

旧日本海軍の主力戦闘機「ゼロ戦」 戦後72年初

日本人が操縦するゼロ戦 日本上空を飛ぶ

旧日本海軍の主力戦闘機「ゼロ戦(零式艦上戦闘機)」が、東京湾上空を飛んだ。千葉市の幕張海浜公園で開かれている「レッドブル・エアレース千葉2017」のイベントの一環として飛行した。日本人が操縦する「ゼロ戦」が、日本の空を飛ぶのは戦後72年で初めてとみられる。 

ゼロ戦 零戦 

東京湾の上空を飛んだのは、「零式艦上戦闘機22型」。三菱重工が1942年に製造した。現在、飛行可能なゼロ戦は世界に4機という。

写真のゼロ戦は、東京の靖国神社「遊就館」に展示されているもので、ゼロ戦52型。

ちなみに、三菱重工は、大和型戦艦の「武蔵」を建造。武蔵は、大和型2番艦となる戦艦で、世界最強を誇っていた。しかし 、フィリピンのシブヤン海で、アメリカ航空機の集中攻撃を受け、魚雷20発、爆弾17発という被害を受けて沈没。しかし、同じ大和型3番として建造された空母「信濃」(戦艦から空母に改造)は、たった4発の魚雷で沈められた。どういうこと?

「今度は勝とう」 そういうこと?

今回、ゼロ戦を操縦したパイロットは「平和を考えるため」とマスコミのインタビューに答えているが、東京湾を飛ぶゼロ戦は「カッコいい!」としか見えない。

「紫電改」「疾風」「雷電」「月光」「飛燕」「秋水」「桜花」も、日本の空を飛ぼう。

遠州灘に沈んだ空母「信濃」を引き上げよう。

空母 信濃

 

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